出版社内容情報
歴史をどうとらえるか?歴史的事実をどう語るか?メディアを流通している〈歴史観〉のレイシズム,セクシズム,リヴィジョニズムなどに対して,大学を中心とする知の領域から鋭く問いかける批判の書.開かれた歴史意識への誘い.
内容説明
「史観」論争―なにが問題なのか。日本のネオ・ナショナリズムを撃つ。開かれた歴史意識への誘い。
目次
1 過去をふりかえることば(文学としての歴史・歴史としての文学;「国語」教科書のなかのナショナル・ヒストリー ほか)
2 ナショナリズムという重力(「よりよい日本人」という形象を超えて―誇りと弔いの前に;懺悔の値うちもない ほか)
3 記憶をつむぎだす意志(否定論の時代;記憶の未来化について ほか)




