出版社内容情報
ワイマール共和国は,その理想主義的な民主共和制と文化によって多くの人々に記憶されているものの,その歴史はヒトラーの出現によって14年という短命であった.ワイマール体制に深い共感をもつ著者の,愛惜に満ちたその興亡の歴史の物語. (解題―中村隆英)
内容説明
興亡の歴史、愛惜に満ちた物語。
目次
第1章 シャハトの成長―カイザー時代の一側面
第2章 敗戦へ
第3章 十一月革命
第4章 一月闘争
第5章 国民会議をめざして―新政党の結成と選挙の結果
第6章 ヴェルサイユ条約の調印
第7章 ワイマール共和国初期の苦難
第8章 賠償問題の開始
第9章 ワイマール共和国解体の危機―一九二三年
第10章 インフレーションの収束―レンテンマルクの奇蹟
第11章 賠償問題も解決へ
第12章 エーベルト大統領の死とヒンデンブルク大統領の出現
第13章 相対的安定期のワイマール時代―概観