出版社内容情報
大統領選挙後、共和党過激派が各州で起こした“大陪審”が、アメリカ分断をもたらそうとしていた。大陪審の判決を目前に控えたある日、テキサスの田舎町を襲った巨大竜巻の爪痕から、半分ミイラ化した古い死体が発見される。
同じ頃、北米全土では一部放火が疑われる山火事が多発していた。大陪審後の混乱に備え、州軍の活動が制限される中、ワシントン州のヤキマ演習場にいた陸上自衛隊水陸機動連隊の部隊に対し、消防活動への援助要請が下るが……。
超大国アメリカの未来を占う迫真の新シリーズ、堂々開幕!
【目次】
プロローグ
第一章 トルネード
第二章 ヤキマ演習場
第三章 怪しい影
第四章 ヤキマ作戦
第五章 大陪審
第六章 ダラスの熱い夜
第七章 父と娘
第八章 崩壊へのカウントダウン
エピローグ
内容説明
超大国分断へのカウントダウン。“大陪審”前夜に垂れこめる暗雲!!
著者等紹介
大石英司[オオイシエイジ]
1961年生まれ。鹿児島県鹿屋市出身。1986年『B‐1爆撃機を追え』で小説家デビュー。C★NOVELSに著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラヤ3
1
アメリカ国内が分断状態に陥った時に外国の民間軍事組織が浸透工作を仕掛けることは十分にありうるが、要人の乗った飛行機を軍用機で撃墜するというのはいただけない。アメリカの底力をものすごく低位に見ているとしか思えなかった。2023/12/10
アオイ模型店
1
トランプ支持者の暴動で内戦に突入するアメリカ。運悪く訓練で渡米していた水機団は、内戦をエスカレートさせる為に潜入していたロシアの特殊部隊と遭遇してしまうのだが…… 大石先生のアメリカ内戦ネタはこれで2度目。1度目は生物兵器テロによるパンデミックが原因だったけど、あの頃は本当に世界規模のパンデミックが起きるとは思わなかった。 日本側の中心人物にはあっと驚かされたが、30年以上シリーズ読み続けていれば、そうもなるよなぁ2023/09/29
うんの
1
どの話も面白い。2023/09/24
ぬる燗
0
自分本位の老人がアメリカを壊しつつある。 こんなことになったら大変だ。絵空事であって欲しいが、日本の自衛隊が本領を発揮するのは嬉しいが。2023/11/24