内容説明
ピアノ教師のヒトミは、交通事故で首の骨を折り、全身が麻痺してしまう。自暴自棄になったヒトミは、恋人・小沢に一方的に別れを告げる。半年後、入院先の大学病院の研究チームが開発した装置・ハーネスのモニターに選ばれる。ハーネスをつければ、もう一度、体が動かせるようになるのだ。必死のリハビリで、歩くことはもちろん、字も書けるようになるヒトミ。しかし、なぜか、ピアノには触ろうともしない。そんなある日、ハーネスの欠陥が発見されて…。
著者等紹介
成井豊[ナルイユタカ]
1961年、埼玉県飯能市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。1985年、加藤昌史・真柴あずきらと演劇集団キャラメルボックスを創立。現在は、同劇団で脚本・演出を担当するほか、桜美林大学などで演劇の授業を行っている
真柴あずき[マシバアズキ]
本名は佐々木直美。1964年、山口県岩国市生まれ。早稲田大学第二文学部日本文学専攻卒業。1985年、演劇集団キャラメルボックスを創立。現在は、同劇団で俳優・脚本・演出を担当するほか、外部の脚本や映画のシナリオなども執筆している
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