出版社内容情報
★事例と共に学ぶ実践的な金融データサイエンス
★金融機関で働くデータサイエンティストの実践ノウハウを習得できる1冊
人工知能(AI)が金融を変えようとしています。先駆者が確実に成果を出し、もはや「金融AIなくして金融の未来はない」といえる状況にあります。しかし、一つの問題が浮かび上がってきました。それは「金融機関とデータサイエンティストのミスマッチ」という問題です。
関連する市販書の多くはAI・データサイエンスの教養的知識やプログラミングの基本にとどまっており、金融実務者からすると「金融AI」はハードルが高く感じられています。一方で、金融実務の経験がないデータサイエンティストからすると「金融業務とデータサイエンスがどのように結びつくのか分からない」という課題があります。
そこで本書は、一部のAI活用を先行する金融機関が有するノウハウを「金融AI成功パターン」というかたちでまとめました。「ターゲティングAI」「価値算出AI」「審査AI」「不正検知AI」など7つの基本パターンと、「マーケット予測AI」「ロスプリベンションAI」など5つの上級パターンを解説しています。おそらく世界に先駆けた取り組みで、これまで見たこともない実践的な金融AIノウハウ書です。
基本パターンや上級パターンを単体で見ると、それは金融業務にAIを適用する効果的な事例として参考になります。さらにパターンを習得すれば、一見複雑な金融業務であってもAI適用業務を見いだすことができるほか、パターンを組み替えることで新たな金融AIとして活用できるようになります。
本書では、データサイエンスの知識やプログラミングスキルがなくても、手順を追っていけば金融成功AIパターンを身に付けられるように工夫しています。読むのに必要な前提知識はあまりなく、AutoMLさえ使えればパターンを習得できます。これから金融機関で働くデータサイエンティストにとっては、金融機関でAIがどのように活用されるのかが具体的に分かるようになっています。金融AI分野での活躍を志す技術者に読んでもらいたい1冊です。
感想・レビュー
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KAZOO
けんじー