出版社内容情報
埼玉と神奈川で、連続無差別通り魔事件が発生。それぞれの犯人は逮捕直後に急死したが、身に着けていたデバイスにより遠隔操作を受けていた痕跡が見つかった。
その頃、米中ソでは、政府高官や軍のトップに対し核攻撃を匂わせる脅迫状が届いていた。受信経路とその内容からAIの暴走が疑われ、デフコン3が発令。世界に緊張が走った。
そして21世紀末の火星――。ロゼッタ渓谷の底で発見されたのは、溶岩チューブを利用した正体不明の遺跡だった。入念な準備の末、内部調査で見つかったのは……。
謎が謎を呼ぶ怒濤のSF開幕!
内容説明
世界同時核爆発!!正体不明の適を追え。
著者等紹介
大石英司[オオイシエイジ]
1961年生まれ。鹿児島県鹿屋市出身。1986年『B‐1爆撃機を追え』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meistersinger
2
二つの時系列が同時進行するのは、『異星人の郷』を思い出させる。火星の存在し得ない遺物は『星を継ぐもの』だし。21世紀の日本ではソ連は復活してるはトランプは再選して3期目を狙ってるわ元首相は生き残ってるわと世界線が異なってしまってる。そして「あの」アヤセさんですよ。2023/06/30
アオイ模型店
1
1箇所、ありえない形で司馬さんの名前が出てくるシーンがあるのだが、単なる誤植なのか、世界線が変更された事を示す暗示なのか、上巻だけではなんとも判断に困る。あと、元ネタの地球爆破作戦を見る手段が事実上無いのもなぁ(自分も子供の頃に見た記憶がうっすらとある程度2023/09/04
維新の里の油搾り係
1
作者のガス抜きSF回2023/07/25
うんの
0
結局、土門隊長の周辺が面白い。2023/07/20