出版社内容情報
2017～2019年に上演された「舞台 デルフィニア戦記」に合わせて刊行された「デルフィニア戦記公式ガイドブック」に掲載された三中篇に加筆の上、収録した外伝集。
「王女誕生までの七日間」
国王に返り咲いたウォルはリィを王女に迎えると公表。型破りなリィの言動に王宮の人々は否応なく振り回されていく――。
「鷹は翔んでいく」
服飾職人フランクルが婚礼衣裳の注文を受け王宮に赴くと、肝心の姫ぎみはなぜか行方不明。ようやく面会かなった時は、結婚式まであとひと月……。
「国王の女難」
王妃リィには望めない〝愛する者と過ごす、国王ウォルのやすらぎの時間〟のために、バルロとイヴンが競い合い選りすぐりの愛妾を紹介するが……？
「男の修行」
ファロット伯爵に呼び出されたシェラのお話。書きおろし。
「嵐の後」
愛妾として迎える前の、ポーラとウォルのお話。ほぼ書きおろし。
内容説明
服飾職人フランクルが婚礼衣裳の注文を受け王宮に赴くと、肝心の姫ぎみは行方不明。ようやく面会かなった時は、結婚式まであとひと月？苦悩しまくる職人が選ぶ最高の婚礼衣裳とは…。「公式ガイドブック１～３」に掲載された三中篇「王女誕生までの七日間」「鷹は翔んでいく」「国王の女難」に、シェラ視点の書きおろし作「男の修行」他を加えた外伝集。
著者等紹介
茅田砂胡［カヤタスナコ］
デルフィニアシリーズで小説デビューをはたす。「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」などの著書がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きむこ
72
まさかまた『デル戦』の外伝が読める日が来るなんて想像してなかったのでまずそれだけでめちゃ興奮。リｨが王女に収まるまでのすったもんだや、(後にすぐに戦闘用に引き裂かれる運命の)結婚式のドレス作り秘話、バルロとイヴンの国王の愛妾選び、そしてウォルとポーラの嵐の後の5日間。どれもまさに痒いところに手が届くというか読んでみたかった短編ばかり。茅田さん、ありがとう〜♡★5←デル戦ファン限定2021/12/25
☆よいこ
65
外伝④短編が５つ[王女誕生までの七日間]薔薇風呂に入るウォルが萌え。反対派をおさえつつ、本人も乗り気でない中養女として迎えられるまでの顛末記[鷹は飛んでいく]表紙のリィの美し勇ましいこと。結婚衣装を作った仕立て屋視点から描く、結婚式までの道のり[国王の受難]バロルとイヴン、どちらが紹介した女性が国王の心を射止めるのか対決。百戦錬磨の高級娼婦と純真可憐な十代未亡人、人選は悪くないけど。[男の修行]ファロット伯爵から召喚され「自由戦士」の姿で旅をすることになったシェラの苦難[嵐の後]お似合い夫婦▽2021年刊2022/05/12
よっち
47
16～19年に刊行の「デルフィニア戦記公式ガイドブック」1～3に掲載された三中篇に、書き下ろしを二篇収録した外伝集第四弾。国王に返り咲いたウォルが王女に迎えると公表したリィの言動に振り回される王宮の人々、服飾職人フランクルが作り上げたリィらしい婚礼衣裳、国王ウォルのためにバルロとイヴンが競い合って紹介する選りすぐりの愛妾、ファロット伯爵に呼び出されたシェラ、愛妾として迎える前のポーラとウォルの前日譚と、ウォルやリィ、バルロたちはこんなキャラだったなと懐かしく思いながら、久しぶりにこの世界を堪能できました。2022/01/28
つばめ
44
デル戦外伝短編集。諸々の後日談だったり、間に起こっていた事だったり、読んでいて懐かしさが込み上げてきた。シェラの葛藤には応援したくなる気持ちと、そのままで良いんだよという気持ちと。ヴァンツァーとレティシアが保護者過ぎて笑った。ポーラとの出会いが掘り下げられてたのが、個人的にはにまにまと嬉しい。2023/10/21
hirune
42
デルフィニア戦記の外伝、本編を読んでいた頃を思い出して懐かしさでいっぱいです😄リィはリィらしくウォルはウォルらしくシェラも可愛らしくも凛々しいし、デルフィニアの香りを堪能できました♪2022/01/15
