内容説明
『ビジョナリーカンパニー』の著者が7年ぶりに書き下ろす飛躍企業11社の秘密。
目次
第1章 時代を超えた成功の法則―良好は偉大の敵
第2章 野心は会社のために―第五水準のリーダーシップ
第3章 だれをバスに乗せるか―最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
第4章 最後にはかならず勝つ―厳しい現実を直視する
第5章 単純明快な戦略―針鼠の概念
第6章 人ではなく、システムを管理する―規律の文化
第7章 新技術にふりまわされない―促進剤としての技術
第8章 劇的な転換はゆっくり進む―弾み車と悪循環
第9章 ビジョナリー・カンパニーへの道
著者等紹介
コリンズ,ジェームズ・C.[コリンズ,ジェームズC.][Collins,James C.]
全米で5年間にわたるベストセラーになり、百万部以上が売れた名著『ビジョナリーカンパニー』の共著者。スタンフォード大学経営学大学院教授を経て、現在はコロラド州ボールダーで経営研究所を主宰。企業と非営利団体の指導者に助言するコンサルタントとして活躍している
山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
翻訳家。1949年生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
58
過去30年に亘って高業績を残している企業を調べると一つの共通点があるという。それは、有能でありながら、謙虚で自分の存在を誇示しない「第五水準のリーダー」の存在であるという。その人物が、企業に文化を作り、継続的な発展をさせる。カリスマ的なリーダーの存在ばかりが強調されていた当時、非常に新鮮であった。また、企業の方向性を決める際、「どこに行くか?」を決めるのではなく、「誰をバスに乗せるか?」を優先するという考えは、多少乱暴であると思うが、納得も行く。③④も出ているがどうしよう?★★★★
KAZOO
53
本来的にはこちらの2のほうが先に読んだほうがいいのではないかと思います。続きということではなくまるっきり別の本と考えていいのでしょう。この中に紹介されている企業は本当に地味な企業ばかりです。GOODからGREATへということで脱皮を図るべく何をしたらいいのかが明確になります。2014/11/24
小木ハム
45
第五水準のリーダーは、自分自身に興味関心があまり無く、″自分が残していくもの″に強い関心がある。『わたしは』ではなく『われわれ』。厳しい現実からは眼をそらさず、しかし最後には必ず報われるという信念。(ジム・ストックデールの逆説)会社を飛躍させるのは、最先端の技術ではなく、おそろしいほど単純な針鼠の概念。バスに乗せる人を選び、目的地はその後に決める。世界一になれる部分はどこか。世界一になれない(2番目)部分はどこか。会社に絞った話だけど、別にどんな事にでも当てはまると思う(登山家で偉大な人間になる、とか)→2017/07/12
ひろき@巨人の肩
45
まさにGood to Great.成熟段階の企業を飛躍させる経営戦略について、企業比較分析から炙りだしていくアプローチが自分にとって新鮮でパラダイムシフトだった。分析から見えてくる偉大な企業の傾向には納得させられるが、逆説的なものもあり実践の難しさを感じる。やはり第五水準のリーダーを筆頭にバスに乗った適切な人材の苦闘によってのみ達成が可能なのだろうと感じた。革新的な技術はあくまで成長の促進剤という視点も新しかった。2015/10/01
booklight
41
●経営者に必要なのは、謙虚さと不屈の精神。では不屈な精神で行うべきことは?●人材が大事なのではなく、適切な人材が大切。では適切な人材とは?●単純明快な戦略。世界一になれる部分とは。なにをもって世界一になれると判断するのか?●など目から鱗で納得できることが書かれているが、さらに一歩踏み込んだところがわからない。でもそういう枠組みの話なのかも。そのモチベーションは、と思っていたところ、『なぜこの仕事をやるか、と感じるようでは仕事の選択を間違えている』というくだりが響く。環境と資質がマッチすることが答えか。2020/04/18
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- 戦争と平和(二) 新潮文庫