出版社内容情報
いよいよ期間限定「テオドール・ダナー」がシティの隠れ家ホテルに開店した。しかし『当店で食事したこと及び当店の住所は公にはしないこと』を誓約しないと入店できないというおかしな要求にもかかわらず、各界の有名人が続々と駆けつけるレストランとは一体……？
読売新聞オンライン連載作品を大幅加筆し、上下巻として連続刊行。リィ・シェラ・ルウの三天使の活躍、我が道を行きまくるテオの傍若無人（でも料理は絶品）、実に多彩な登場人物や既刊のあちこちにまぎれているエピソードのその後をお見逃しなく！
内容説明
三カ月限定「テオドール・ダナー」シティ出張店は奇妙な店だ。すべての客に「食事したこと及び住所を公にしない」という誓約書を求め、提出しないと予約は取り消され入店を拒否されてしまう。しかも、連邦主席直属の特殊部隊の手によって産みたて卵が他惑星から運びこまれ、人類の秘宝と呼ばれる名画『暁の天使』がエレメンタル近代美術館から極秘に運びこまれる。このあり得ないレストランに、ルウは会話が破滅的な料理長テオの通訳兼支援としてほぼ常駐し、リィとシェラは週末に駆けつけて助手をこなしている。しかしおかしな店にふさわしく（？）、厄介な客と面倒な事件が次々と…。
著者等紹介
茅田砂胡［カヤタスナコ］
デルフィニアシリーズで小説デビューをはたす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
87
前回から随分と間が空きましたがすぐにこの世界に入り込めました。無双なテオに振り回される人達が面白い。全てを忘れてただただ感動できる料理を味わってみたい2022/10/27
きむこ
77
『もうこのシリーズはいっかな』と見切りをつけたのは多分５年以上前。それでも中毒のように新刊が出たら読んでしまう。「テオの素晴らしいお料理と名だたる美術品に驚く人々の話編」要約するとそれだけ。なのにニヤニヤしながら読んでいる。絶対にありえない無茶な事を裏の力を使ってあっさり成し遂げる黒金コンビに慣れすぎてしまった私。これも中毒の症状なのか？続編早く出ないかなぁ。←まだ読むつもりです(*´꒳`*)2021/04/14
hirune
55
美味しい料理を作らせたら天才！って言うか もはや超能力者のテオドールのセントラルでの仮店舗営業の3ヶ月で巻き起こす騒動記😅料理以外はまるでダメな偏屈で意思の疎通さえままならず、行動は破天荒で先が読めないという難物を天使たちや周りの支援者がなんとか面倒を見ている…苦労が多いなぁ。今回ルウ以外のメンバーの出番が少なかったんだけど、下巻はついにあの！怪獣夫妻が出てくるようで、発売日が楽しみだ〜♪2021/04/16
つばめ
40
新刊買ってはあったけど、中々読めずにいてやっと読めた！！テオドール料理店の話は、空腹のまま読んではいけません！！！って事をすっかり忘れていて、ずっと生殺しの状態で読み終えた。デル戦とかクラブレとはまた違って、金銀天使と周りがわちゃわちゃしてる日常も私は好き〜。次巻も続きになってるようで、怪獣夫婦も出るから楽しみ！！ジャスミンに会える！！2023/10/21
えみちゃん
31
今回は三か月限定「テオドール・ダナー」シティー出張店を舞台にしたお話です。秘密厳守にむき出しで飾られる門外不出の国宝級の絵画、骨董宝飾品などなどあいかわらずぶっ飛んでます。笑っ。普通の料理人ならば、戯言とかたずけられる要求もテオがぼそっとつぶやくだけで食材運搬に軍用機まで飛ばしてしまう⁉っていうからハンパない。笑っ。上下巻ということで、今回はテオのお料理が中心のお話となりますが、どのお料理もとにかくおいしそぉ～でルウじゃないけど、お金を払ってもいいから１皿分食べたいです。笑っ。テオの壊滅的な会話能力を補い2021/03/28
