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出版社内容情報
日本の近代思想において哲学を考えることは、日本の哲学的な経験を通じながら、そこに普遍化への努力をどう見ていくのかということになる。本書は西洋哲学の受容と展開だけでなく、中国哲学やインド哲学などにも目配りをして、近代の日本哲学のダイナミズムを明らかにする。
内容説明
日本の近代思想において哲学を考えることは、日本の哲学的な経験を通じながら、そこに普遍化への努力をどう見ていくのかということになる。本書は、西洋哲学の受容と展開だけでなく、中国哲学やインド哲学などにも目配りして、近代日本哲学を研究の第一線にいる研究者が鮮やかに論じる。
目次
総論 哲学という問題系
1 日本哲学の系譜学(日本哲学と中国哲学;二つの啓蒙―福沢諭吉と中江兆民;霊魂不滅論争)
2 アカデミズムとしての哲学の成立(東京学派の哲学;近代日本における中国哲学;近代日本におけるインド哲学)
3 帝国の哲学(京都学派の礎―西田幾多郎;世界史の哲学―高山岩男;帝国日本を支える論理―田辺元;フィロロジーの行方―和辻哲郎)
4 脱出の方位(偶然性と未来への志向―九鬼周造;ディアスポラの哲学―三木清;マルクス主義哲学―戸坂潤;東北大学で展開した哲学―高橋里美と高橋ふみ)
5 戦後の哲学(戦後民主主義―丸山眞男;戦後マルクス主義哲学―梅本克己 ほか)
著者等紹介
中島隆博[ナカジマタカヒロ]
1964年生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科中国哲学専攻博士課程中途退学。中国哲学研究者。東京大学大学院総合文化研究科准教授、東京大学東洋文化研究所准教授(2012年10月)を経て、2014年4月より東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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