C・novels fantasia<br> 八百万の神に問う〈3〉秋

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C・novels fantasia
八百万の神に問う〈3〉秋

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784125012759
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

「真の楽土」ナナノ里へ向かうトウロウ。防人である彼は楽土の門をくぐれるのか……? 風雲急を告げる第3巻!

内容説明

争いなき楽土に、手を伸ばさんとする隣国・出散渡。神に守られしこの地でさえも、時の流れに逆らえぬのか。じわりじわりと楽土は侵蝕されていき、さらに『真の楽土』にまで迫ろうとする彼らに、天路の人々は為す術をほとんど持たぬ。だが―伝説のシン音導師ことイーオンが、その流れに立ち向かおうとしていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきちん

42
③秋。用心棒ポジション防人のトウロウに焦点を当てた巻。壮絶な過去とねじれた思考。今回の『音討議』テーマは「楽土は在るべきか、在らざるべきか」。伝説の音導師イーオンの師匠、音討議がお見事で、イーオン初の敗北。イーオンの秘密も分かったし、この先が心配。トウロウは良かったけど、楽土は引き続き危機の予感。最後、クライマックスの冬へ。2017/09/06

ミルルン

36
シリーズ3作目。トウロウの過去も、トウロウとイーオンの浅からぬ因縁も明らかになり、ぐっと面白くなってきました。悲しみや辛い出来事の忘却は救済になるのか…。音討議も、楽土の存在そのものに迫り、深みが増し、物語も盛り上がってきました~!それにしても気になるラスト…。最終巻は、別れの『冬』だとか。音討議も楽土の核心にふれたものになりそうだし、それぞれの人生がどう交錯し、どこに向かっていくのか、気になることばかりです。2015/05/09

ひめありす@灯れ松明の火

29
春は若い夫婦の物語(ん、若くはない……?)木の芽が香る様に、花が綻ぶように、芳しく始まった物語。夏は少年の物語。少女との淡い恋、初めての集団生活、そして大人に導かれ選ぶ自分の道、一歩前「進」の物語。ならば秋は何の物語だろう。秋は大人達の、そして終わってしまった人達の物語。言葉は葉。あっという間に消えゆくもの。なのに積もってゆくもの。降り行く枯れ葉に包まれ、蟷螂はどんな夢を見て眠るのだろう。そして、最後の物語が始まる。『冬』の物語。それは既に亡き者となった者達の物語であるはず。ならばどんな物語になるのだろう2014/02/13

まつじん

19
起承転結で言うところの”転”の巻ですが、重たいテーマですね。人は如何に生きるべきか、それとも死んでいいものなのか。それにしても終章で示されたラスボスが気になってしょうがないじゃないですか!!!2014/01/01

シュエパイ

18
飲めや歌えや、言祝ごう。よく生きた命の終わりに、なんと美しき風景だろうか、と。昼の後には夜が来るように、一生懸命働いた後には、安らかな眠りが待っていますようにと、いつか聞いた祈りの言葉を思い出しました。世界を平らげようと戦を拡げる国の、二人の軍人の物語。そして、シン音導師の師匠の音討議の物語でした。別れの季節が、雷鳴をたてて近付くようです。きっと哀しむだけではいけないのだろうけど、今から、シン少年のことがとても心配です。。。最後の冬は、4月かぁ。待ち遠しいな2013/12/23

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