出版社内容情報
キャルが〈闇の子〉に精神を乗っ取られた! ニコは弟をとりもどすべくニューヨークの街を駆け抜け、闇の魔物ども挑んでいく!
内容説明
キャルの人間としての意思が魔物としての進化を阻むのなら、意思のほうを変えてしまえばいい―魔物たちの策略は成功した。キャルの顔、キャルの記憶、キャルの声で「それ」はニコを翻弄する。弟を返せと叫ぶ兄をあざ笑う、キャルの姿をした怪物。ついにニコの凶器がキャルに向けられた―。
著者等紹介
サーマン,ロブ[サーマン,ロブ][Thurman,Rob]
インディアナ州在住。2006年に出版された『夜に彷徨うもの』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
5
一人称で綴られる文章が煩わしい。でも、まぁ、嫌いではない作品・・・かな。2011/08/05
しまっち。
2
続きを読むために再読。以前読んだときはキャルの語りがちょっと読みにくかったんだけど、今回はすんなり読めたな。設定も面白いし、キャルとニコの兄弟の力強い信頼関係が心地よい。個人的にはロビンを応援したいところだけど、難しそうだな。イラストも好き。2014/02/11
Alice@JazzCafé
2
ストーリーはよくある勧善懲悪のお決まりパターンかなと実はあまり期待していなかったのですが、下巻からちょっとひねりがあって予想外の展開へ。後半は一気読みでした。軽口とジョークの軽さとは対照的に、キャルのかなりダークでショッキングな側面(一時的な)も描かれていました。ニコとキャルの兄弟とロビン・グッドフェローの絡みが好きです。欲を言うと、ロマンス要素をもう少し掘り下げて描いてくれてもよかったかな。2013/08/20
み~くま
2
この奇想天外な物語の落としどころが一体どこになるのか、読みながらあれこれと想像していたのですが、まさかこんなオチが待っているとは思いませんでした。主人公はやっぱりキャルなのかな?でも、私としては妖精パックが一番お気に入りです(≧▽≦)シリーズ化されているようなので、機会をみてまた続きを読んでみたいです。2011/08/20
黒崎ディートリッヒ
1
キャリバンが魔物となることを拒むなら、彼自身を乗っ取ってしまえばいいという、魔物たちの策略は成功する。怪物と化した弟を救うため、義兄ニコは彼と戦うことになるが・・・・。 キャリバンを乗っ取った魔物=ダークリングの視点で物語が進められていた所が面白かった。魔物で、悪役の一人称っていうのも悪くない。 ダークリングはアイルランドの妖精、亡き女バンジーの(♂)だなんて。 後、今回登場した人狼のウルフギャングとファングについて。ダークリングは「ポチ、シロ」と呼んでいましたが、英文ではどう書いてあったのでしょうか2014/05/31
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