内容説明
競馬の難しさ(面白さ)はいうまでもなく馬の力が不変ではなく、その時の調子や組み合わせ、レース条件などによって結果がコロコロ変わることにあるのですが、もし、その中で最も「不変に近いもの」があるとすれば、それは騎手の能力であり、彼らがレースをすることで積み重ねていく、一人一人の結果の集積ではないだろうか、そしてこの不変に近いファクターを、もっと馬券作戦にとりいれることは出来ないだろうか、と考えました。毎年100回走って20回以上勝つ騎手と、2回しか勝てない騎手がもし同じ能力の馬同士で何回かマッチレースをやったら…、結果は誰が見ても同じです。そういうかなり「固定化した要素」としてのジョッキーを、もっと馬券検討の際に重視しよう。「馬7・騎手3」というのがまず一般的なファンの競馬観ですが、これを「馬5・騎手5」さらには「馬3・騎手7」のスタンスでみていったら?…というのが本書の提案です。
目次
序 ジョッキー馬券の真実(騎手=良循環と悪循環の世界;ランキングパターン=SABCの意味;馬3・騎手7のスタンスで競馬を ほか)
第1部 この騎手の買い時・消し時 関東編―98年リーディング順(蛯名正義;柴田善臣;横山典弘 ほか)
第2部 この騎手の買い時・消し時 関西編―98年リーディング順(武豊;松永幹夫;四位洋文 ほか)
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