出版社内容情報
闇に生きる魔物を父に誕生した青年――キャリバン。魔物たちに追われる日々を、兄のニコとともに必死に生き延びていたのだが……
内容説明
キャルは魔物の父と人間の母との間に誕生した。しかしその魔物の血ゆえに母に疎まれ、父には追いかけられる。唯一、キャルの存在を認め、守ってくれるのは兄のニコ。ニューヨークの雑踏にまぎれて二人は待ち続けた。魔物たちから忘れられる日を。だが、それが夢でしかないことを思い知らされた時―。
著者等紹介
サーマン，ロブ［サーマン，ロブ］［Ｔｈｕｒｍａｎ，Ｒｏｂ］
インディアナ州在住。２００６年に出版された『夜に彷徨うもの』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
5
ライトだが悪くない。2011/08/04
まるこ
3
和紗先生のカバーイラストとあらすじの内容に惹かれて購入。翻訳モノはちょっと苦手意識があったのだけれど読み始めたら物語にぐんぐん引き込まれていって、ロビンが登場してきた頃からさらに面白くなってきて、気がつけばすっかりこの世界にハマってしまっていました。キャルの存在の意味、そこが最大の謎であり、上巻は「えぇーっ！一体ニコとロビンは何を知ったの！？」ってトコで続くになります。気になります。すぐに下巻を読まなければ・・・っ！！2011/01/05
Alice@JazzCafé
2
これは最近“兄弟愛もの”にはまるきっかけとなった作品です。文武両道で眉目秀麗のお兄ちゃんとやんちゃな弟のコンビが交わす軽口や皮肉たっぷりのジョークが楽しいです。和紗（=高階佑さんですよね）のカバーと登場人物のイラストがキャラ萌えを増幅させてくれます。（挿絵も入れて欲しかった！）ただ、スラングの多さやと原作者の文章スタイルに癖があって少し読み辛かったです。2013/08/19
蒼
2
兄弟スキーは読むべしですね。アメリカが舞台なので口調がキザな感じをちゃんと翻訳されていて、そして魔物が出てきて良い感じに異世界です。弟を護ろうとしてこっちの兄ちゃんも強い（笑）（比較：スーパーナチュラル・デーモンズ・レキシコン）このまま兄弟で頑張って突っ走ってください。2013/04/27
コール
2
設定はありがちな海外のパラノーマルファンタジーなのですが、この作品を際立たせているのは何といっての主人公二人の兄弟愛でしょう！ 二人がお互いを思い合う絆にぐっとさせられます！ ストーリーよりもキャラ重視な作品ですので、あんまり本格的なものを求めていると、ちょっと拍子抜けかもしれません。私は雰囲気も含めてとても好きですけど2010/08/24
