内容説明
社員旅行の旅先で惨殺されたエリート課長。一流企業の内部に渦巻く欲望と犯罪の構図を抉る長篇推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
matsu04
11
一流企業である東亜製鋼(株)東京支社の社員50人の慰安旅行中、エリート課長が被害者となるバラバラ殺人事件が発生、OLが探偵よろしく調査を始めるが…。松本清張の推理小説としてはちょっと毛色の変わった感じでオチも少々釈然としない。けどまあ、こうした古いモノは何とも言えず良い。2024/07/01
うつく
2
物語構成がしっかりしていてとても読みやすかった。2部に分かれているが、2人の登場人物の視点から書かれた手記という形になっていて、これが実に面白い!あとからくるどんでん返しも見もの。2011/01/13