内容説明
大真面目にして少し珍妙、ホッと浮世の人情髪結床。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
20
式亭三馬の「浮世床」は、江戸滑稽本の代表作。とても原作なんて読めない身なので、マンガで読めたのは有難い。庶民の社交場だった髪結床に来て、おしゃべりを楽しむ江戸の町民達。次から次へと来ては、おしゃべりに花が咲く。中国の故事にちなんだ浄瑠璃や歌舞伎の話、万葉集の昔話、論語、そして吉原、浮気、色っぽい常盤津のお師匠さん・・・話は多岐にわたっている。江戸の庶民の教養に驚いた。2017/08/05
あっきー
13
⭐2 ウンチクの難易度が高く理解できず面白味も分からなかったので途中193pで挫折、話は古谷が合っていると思ったが江戸や落語に詳しい人向けかな2023/10/31
kentake
1
ストーリー性がないので難しいところだが、大体どんな内容の本なのかが分かったので良かった。2012/05/31
印度 洋一郎
0
江戸の庶民の社交場でもあった髪結床を舞台に、そこに出入りする様々な人々の会話を通じて、江戸の風俗や文化に関する蘊蓄語りを見せる作品。会話の中の言い回しにも、当時の江戸の文化がところどころ引用されており、そのテイストを活かすためだろうが、他の作品よりも原文が尊重されている(そのためにわかりにくい部分も色々)。多分、リアルタイムで読んだ人達は「そうそう」と頷くような内容だったと思われる。今読むとその辺のテイストはイマイチよくわからないが、当時の江戸の人達の会話のテンポや話の展開のさせ方などが感じられて興味深い2025/06/24
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