内容説明
人の心を幸せにする写真家ハービー・山口が、人生の中で見続けてきたいくつもの虹と星。それは、ロンドンにも、東京にも、ベルリンにも、姿形こそ違えど、透き通るような空に浮かんでいた…。人の心がいつのまにか失ってしまった「大切なもの」とは?震える気持ちを呼び覚ます珠玉のエッセイを名作写真とともにあなたへ―。
目次
ハムステッド・ヒースの恋人
あの頃の自分
うしろ姿
夜のパリ
サーカス
パリへ
甘ったれなはぐれ雲
F
精一杯の手紙
葵祭にて
遠い空
1970年、20歳の春
いくつかの旅
冬の星座
南風の夜
1999
「ラジオの彼方の恋人」
空の中へ
あの一言
波
ボーノ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
14
★★★★写真というのは今撮らないと被写体は二度と同じ顔を見せてくれない。撮り逃がしてしまう。つまり写真とは思い立った瞬間に撮ることを宿命付けられた表現手段なのである。あの頃、僕たちは新しい自分の発見と挑戦を続け、1日1日を確実に生きていた気がする。決して諦めてはいけない。幾つになっても探し続けなければならない。自分と語れる多くの友が何処かにいて、自分をもっと生かせるまだ見ぬ場所が必ず何処かにあることを信じて。今しか出来ないこと、自分しか出来ないことをする。2017/05/30
nilssonia
0
目先のテストの点数稼ぎに追われてしまう事になる人が多い日本で、早くから自分のやりたい事、夢を抱きその実現を目指したハービーさんはとてもす素敵です。何も言わずそれをサポートし続けたハービーさんのご両親もとても立派ですね。2013/08/30
奥山
0
留学したいという気持ちがさらに強くなった本。2010/10/07
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