能楽史事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000018104
  • NDC分類 773.2
  • Cコード C0074

出版社内容情報

世阿弥の配流,秀吉の禁中能,写楽能役者説の登場….能楽600年の歴史をふりかえる時,そこにはさまざまな事件が浮上する.各界の識者11人が事件の謎解きに挑戦.横浜能楽堂の公開講座をもとにした格好の能楽史入門.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rimi_o

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読了。能楽の発生から近代に至るまでのいくつかの大きな節目に焦点をあてて、対談・鼎談形式で解説しているけれど、いかに能楽が守られながら、治世にもまれながら、また変化しながら伝わってきたかが、ラフな語り口調でまとめられているからか、とても興味深く思う。語り手が能楽とは異なるものの、色々なかたちで能楽に縁のある方が務められているのも、話題に多様性が生まれ、飽きさせることがない。2016/02/15

左近

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横浜能楽堂の公開講座を書籍化したもの。事件簿と銘打ってはいるが、実際には、豊臣秀吉と能楽との関わり、幕府の保護を失った明治維新後の能楽界など、能楽史上における興味深いトピックについての対談形式。テーマにまつわる場所の訪問記も収録。謎の浮世絵師、東洲斎写楽の正体が能役者の斎藤十郎兵衛では?ということで、写楽の正体について語り合ったりもしている。江戸時代の脇ツレ役者はスタジオ・ミュージシャンみたいなもので、頼まれれば色々とやっていたとか、面白い話が続々。2012/11/07

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