出版社内容情報
ネイティブ・アメリカンの伝統の中で口ずさまれ続けてきた祈りの言葉と詠唱歌70数編を収録。すべての生命をめぐる気持ちよい哲学!(発行 マーブルトロン)
目次
一族
祈る
感謝を
自然への祈り
季節
朝
造物主とスピリットたち
家族
祝福
宇宙との調和
責任
著者等紹介
パディラ,スタン[パディラ,スタン][Padilla,Stan]
ネイティブ・アメリカン出身のアーティストであり教育者。これまでネイティブ・アメリカンの若者の教育に深く関与してきた。公民権運動や人権問題活動家としても積極的に行動している。北カリフォルニアのシエラネバタ山脈の山麓に自分のスタジオを持ち、家族で暮らす
北山耕平[キタヤマコウヘイ]
神奈川県生まれ。作家、翻訳家、編集者。大学在学中から雑誌の編集に携わる。76年より1年間をアメリカで過ごし、ネイティブ・アメリカンのメディスンマンとの出会いをきっかけに、彼らの精神や暮らしぶりや物語を日本の次の世代に伝え、日本列島のネイティブ・スピリットの根っ子を探るワークを開始
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
105
ネイティブアメリカンの祈りの言葉を集めた本。装丁、挿絵、言葉の全てが美しい。真摯な彼らの祈りの言葉を読むと、自然と一つになって生きる恵みを実感できる。「地球は母」。こんな大切な感覚から、いつの間にか遠ざかっていることを反省した。「耳を傾けよ/われらの地球が、われらの母親が/話していることに。みなもの/静聴せよ。」(モホークの祈り)2014/08/12
テツ
25
人間は、ここに今こうして存在している自分は自然の一部だということを思い出す。自分が廻り続ける大いなる円環の一部として存在しているということさえ忘れなければ孤独に苛まれることはない。僕たちは世界からありとあらゆるものを享受して生きている。そしてやがて僕自身もまた円環の中に戻っていき世界と一つになるんだろう。そうした世界観があれば寂しさなんて感じようがないよな。いつか戻っていく場所がみんな同じならこの世界で起きる喜びも悲しみもちっぽけなものだ。とりあえずあるがままに必死に生きる勇気が湧いてくる。2018/09/30
あちこ
1
わたし用に借りた本。太陽は父で、地球は母。そこから授けられるものに感謝し、今を生きられることに感謝する。当たり前の事なのに、当たり前に出来ていない。2013/09/05