出版社内容情報
住友本社の次期総理事というトップの座を約束されながら、五十四歳で住友を去った川田順。著名な財界人として、また皇太子の作歌指導役まで務めた優れた歌人として名を馳せた彼が、六十歳なかばにして落ちた「老いらくの恋」を、端正に香り高く描く谷崎潤一郎賞受賞作。巻末に「困った宿命」「小説『虹の岬』について」二本の自作解説を付す。
【目次】
内容説明
住友本社の次期総理事の座を約束されながら、五十四歳で住友を去った川田順。著名な財界人として、また東宮の作歌指導を務める優れた歌人として名を馳せた川田だが、六十歳半ばにして若き京大教授夫人・祥子と恋に落ちる。自ら「老いらくの恋」と歌ったその純愛を、昭和史を背景に描く谷崎潤一郎賞受賞作。新たに巻末に自作解説二篇を付す。
著者等紹介
辻井喬[ツジイタカシ]
1927年(昭和2年)東京生まれ。詩人・作家、元セゾングループ代表。経営者・堤清二としての活躍が知られる一方、精力的な創作活動で多彩な作品を生み出した。著作に詩集『異邦人』(室生犀星詩人賞)、『群青、わが黙示』(高見順賞)、『鷲がいて』(読売文学賞詩歌俳句賞)、『自伝詩のためのエスキース』(現代詩人賞)、小説『いつもと同じ春』(平林たい子文学賞)、『父の肖像』(野間文芸賞)など多数。2013年(平成25年)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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