出版社内容情報
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」
元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。
仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。
手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。
10年愛され続ける名作が、ついに文庫化!
〈解説〉ドリアン・ロロブリジーダ
【目次】
内容説明
元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて―。仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。
著者等紹介
古内一絵[フルウチカズエ]
東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。2017年『フラダン』で第六回JBBY賞(文学作品部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
97
(2025-190)人気シリーズがようやく文庫化と言うので読んでみた。商店街の裏路地に深夜にひっそりと営業するカフェ「マカン・マラン」。お店を営むのはドラァグクイーンのシャール。彼が作る身体に優しい夜食に癒されるのは、仕事に疲れたキャリアウーマンや突如ジャンクフードしか食べなくなった中学生など。美味しい食事というのは単に空腹を満たすだけじゃない、食べることによって荒んだ心も満たされる。映像化はされていないようだけど、連ドラにしても面白そう。シャール役は誰だろう?阿部寛が頭に浮かんできたのですが…。★★★+2025/12/11
陽子
48
「マカン・マラン」知る人ぞ知る深夜営業の夜食カフェ。店主は、長身のド派手な中年オカマ。しかし、意外にも作る夜食は健康的で、疲れきった人を元気にしてくれる。同系統のカフェ、食べ物小説はいくつもあるが、単なるファンタジーと一線を画する、異色なマイノリティー設定は特筆。加えて、カフェに訪れるごく普通の登場人物らが、社会の中で否応なく置かれている辛さや、抱える悲哀を、丁寧な心情描写で描いているところに現実感があり、共感を呼ぶところではないかと思う。店主のシャール氏の時折垣間見せる男性としての格好良さとギャップも。2026/02/01
ちーちゃん
34
☆4 古内さんのこのシリーズ気にはなっていました。文庫化されたので読んでみた。久しぶりに紙の本を買って読んでみたら、温かい、素敵な本だったので単行本で一気買いしてもいいかもと思えた。シャールさんが素敵、お料理もおいしそう。2025/12/21
えみちゃん
21
初読みの作家さん♬以前からず~っと気になってました。単行本が刊行されて何年も経っていたのでいまさら単行本を買うのも・・ってことで文庫化されることを待ってました。それにしても長かった・・。笑っ。元エリートサラリーマンでいまはドラァグクイーンのシャールさんが夜だけひっそりと開く夜食カフェ《マカン・マラン》そこは日々の生活に疲れたひとびとを旬の食材を使い滋養に満ちたお料理と食後にひとりひとりの顔色を見て処方するお茶で内側から整えてくれる隠れ家のようなお店です。どのお話もとてもよかったけど中堅キャリアウーマンの2025/11/27
ありす
20
タイトルから食べ物の話かなとは思ってたけど、それ以外の情報を入れずに読み始めたため、想像と全く異なるシャールさんにビックリと、それでも読者に人気のシャールさんに期待値が爆上がり。もう文庫化は無いのかなと思っていたところに発売の情報を得て、待った甲斐があったなと嬉しくなった。シャールさんの言葉に癒し励まされ、シャールさんの抱える問題に先が気になって仕方ない。続編があるってことは、またシャールさんに会えるってことでいいですよね?2作目以降も文庫化を期待して待ちたいと思います。【シリーズ1作目】2025/12/18




