中公文庫<br> 昭和 女たちの食随筆

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中公文庫
昭和 女たちの食随筆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122076921
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

昭和が終わって30数年。食の選択肢はかつてとは比較にならない。
昭和ゆえの、食材調達、および調理においての工夫とフロンティア精神を感じさせる、女性作家・料理研究家たちの文章を集める。
そこには、食べることとつくることにまつわる普遍的な喜怒哀楽が描かれている。
昭和時代に活躍した女性の文章家で、たべものを言葉で豊かにあらわしてきた人は、意外に少ない。
たべものについて饒舌に綴り語ってきたのは、主に男たちだった。
昭和の女によって、食はどう語られていたのか。
舞台を台所に限らず、受け身になることなく、ポジティブにたべる力強さがあらわれていて、令和の女を鼓舞してくれるような文章20数篇を選ぶ。


【目次】

内容説明

林芙美子、野上彌生子、向田邦子…。昭和に活躍した女性の文章家で、たべものを言葉で豊かにあらわしてきた人は、意外に少ない。彼女たちによって、食はどのように語られてきたのか。戦前から戦後まで、時代を映し出す食の風景を、執筆年代順に、二十七人の味わい豊かな文章で辿る。文庫オリジナル。

目次

にわとり(豊田正子)
魚(林芙美子)
春の挿話(佐多稲子)
うどんくい(宮本百合子)
「山荘記」より(野上彌生子)
季節の変るごとに(片山廣子)
自炊(石井桃子)
妾宅(平林たい子)
牡蛎とツグミ(吉屋信子)
食味は変る(森田たま)
出合いもの(幸田文)
貧しい町(石垣りん)
料理は心ではない(犬養智子)
鑑賞能力と創造能力(牧羊子)
「富士日記」より(武田百合子)
食べものと安吾(坂口三千代)
献立日記(沢村貞子)
楽屋弁当(増田れい子)
孔雀(向田邦子)
娘の性教育(渡辺喜恵子)
北畔のこと(阿部なお)
「京暮し」より(大村しげ)
ケンタッキーフライドチキン(林真理子)
西洋料理の使者として(飯田深雪)
巻ずしと豚まん(田辺聖子)
「ドッキリチャンネル」より(森茉莉)
婦人雑誌の料理(金井美恵子)

著者等紹介

木村衣有子[キムラユウコ]
文筆家。1975年栃木県生まれ。はるあきクラブ主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Inzaghico (Etsuko Oshita)

5
トップバッターは『綴方教室』で一世を風靡した豊田正子の「にわとり」(『綴方教室』所収)。ご近所付き合いが密だった下町の暮らしぶりが、鶏を絞める一件から伝わってくる。そして鶏を絞めてさばく作業を、目を背けることなく綴る。そしてその鶏が大ご馳走の鶏鍋になり、「骨は、あくる朝、ソップにしたら、とてもおいしかった」。命を頂くとはこういうことだ。わたしより上の世代は、簡単な料理といっても、やっぱりひと手間ふた手間かけている。沢村貞子なんて、「ありあわせのものですよ」と広げた弁当は、今ならデパ地下で売っているだろう。2025/08/27

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