出版社内容情報
生家の窮乏により単身渡米、シアトルの苦界に身を沈めながらも、そこから抜け出し、帰国後、評論家として『青鞜』などで活躍した山田わか(1879~1957)。
苦界から這い上がるまでの苦難、夫・山田嘉吉との出会い、与謝野晶子、山川菊栄らとの母性保護論争、娼婦更生保護施設の設立など、その波乱に満ちた生涯を描く。
〈解説〉城戸久枝
内容説明
生家の窮乏により単身渡米、シアトルの苦界に身を沈めながらも、そこから抜け出し、帰国後、評論家として『青鞜』などで活躍した山田わか(一八七九~一九五七)。苦界から這い上がるまでの苦難、夫・山田嘉吉との出会い、与謝野晶子、山川菊栄らとの母性保護論争、娼婦更生保護施設の設立など、その波乱に満ちた生涯を描く。
目次
第一部(サンフランシスコの夕焼け;市川房枝さんの話;十六歳の花嫁 ほか)
第二部(雪のシアトル;立井信三郎;キャメロン=ハウスの嵐 ほか)
第三部(四谷南伊賀町の道;「青鞜」の一員として;限りなき“母性”の人 ほか)
著者等紹介
山崎朋子[ヤマザキトモコ]
1932年生まれ。福井県出身。福井大学学芸部二部修了後、小学校教師等を経て女性史研究に入る。73年、『サンダカン八番娼館』(大宅壮一ノンフィクション賞)以降、「底辺女性史」を掘り起こす。2018年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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