出版社内容情報
子どもが創造力を発揮するとき、嘘をつくとき、自分の世界にこもるとき……。〈心の問題〉を見つめ続けてきた著者が、各界を代表する十七人とユニークな子ども時代を語り合う。その対話からは、個性豊かな個人史とともに戦後日本人の歩みが浮かび上がる。同テーマで二期にわたって行なわれた対談を合本にする完全版。〈解説〉小川洋子
内容説明
子どもが創造力を発揮するとき、嘘をつくとき、自分の世界にこもるとき…。“心の問題”を見つめ続けてきた著者が、各界を代表する十六人とユニークな子ども時代を語り合う。その対話からは、個性豊かな個人史とともに戦後日本人の歩みが浮かび上がる。「飛ぶ教室」の連載対談を全一冊にした完全版。
目次
1 あなたが子どもだったころ(子どもが死にたいと思うとき(鶴見俊輔)
子どもが嘘をつくとき(田辺聖子)
子どもが学校へ行きたくないとき(谷川俊太郎)
子どもが親から離れて暮らすとき(武満徹)
子どもが自分の世界に閉じこもるとき(竹宮惠子)
子どもが思想に目覚めるとき(井上ひさし)
子どもが母親を思うとき(司修)
子どもが個性をのばすとき(日〓敏隆)
子どもが兄弟を意識するとき(庄野英二)
子どもが孤独を生きるとき(大庭みな子))
2 子ども力がいっぱい(人の考えないことを考えてみせる力(山本容子)
創造性を身につける力(鶴見俊輔)
人を驚かせる力(筒井康隆)
強い思いを蓄え成長する力(佐渡裕)
環境をうまく受け入れる力(毛利衛)
遊びからイマジネーションを生み出す力(安藤忠雄)
体当たりの挑戦を積み重ねる力(三林京子))
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928(昭和3)年、兵庫県に生まれる。52年、京都大学理学部卒業。スイスのユング研究所に留学し、65年、ユング派精神分析医の資格を取得。京都大学教育学部教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官を歴任。2007(平成19)年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
たっきー
みーあ