出版社内容情報
人の気持ちがわからない。人間に関心がない。コミュニケーションがとれない。勇太くんは、会話によって他人と信頼関係を築くことができない。それは母親に対しても
同じだ。でも母にとっては、明るく跳びはねている勇太くんこそが生きる希望だ。
幼児教育のプロとして活躍する母が世間一般の「理想の子育て」から自由になっていく軌跡を描いた渾身のルポルタージュ。子育てにおける「普通」という呪縛を問う。
内容説明
勇太くんは、会話によって他人と信頼関係を築くことができない。それは母親に対しても同じだ。でも母にとっては、明るく跳びはねている勇太くんこそが生きる希望だ。幼児教育のプロとして活躍する母が世間一般の「理想の子育て」から自由になっていく軌跡を描いた渾身のルポルタージュ。子育てにおける「普通」という呪縛を問う。
目次
1章 自閉症と診断されるまで
2章 療育を受ける
3章 保育園という苦しみ
4章 親の会との出会い
5章 絶対音感の子
6章 お母さんと呼ばれたい
7章 こだわり・こだわり・こだわり
8章 小学生になる
9章 転校のとき
10章 いよいよ中学生
11章 トイレに対する偏愛
12章 確認がやめられない
13章 生活音が怖い
14章 相手の心が分からない
15章 学校から社会へ
16章 親亡きあとの我が子の人生
17章 障害を生きる意味
18章 障害児を生まない検査
19章 今日までそして明日から
20章 あれから5年―文庫本のためのエピローグ
補章 発達障害を理解するために
著者等紹介
松永正訓[マツナガタダシ]
1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。2006年より、「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』で第二〇回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
水色系
よつば
がみまぐ
ShinzawaTaku
-
- 電子書籍
- 計算モデルとプログラミング