マルカン大食堂の奇跡 岩手・花巻発! 昭和なデパート大食堂復活までの市民とファンの1年間

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マルカン大食堂の奇跡 岩手・花巻発! 昭和なデパート大食堂復活までの市民とファンの1年間

  • 著者名:北山公路【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 双葉社(2017/07発売)
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  • ポイント 250pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575312546

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内容説明

花巻市の老舗「マルカン百貨店」が老朽化のため昨年6月閉店。そのニュースは市民をはじめ全国のファンにも激震が走った。580席のキャパを持つ「マルカン大食堂」を愛してやまない市民が存続を模索し始め、まず先頭を切って署名活動を始めたのは、人気メニュー「25cm特大ソフトクリーム(180円)」をこよなく愛す地元高校生たち。そこに地元若手ベンチャー企業家も立ち上がり、周囲の若者を巻き込み、その活動は大きなうねりとなって大食堂は再オープン。本書はこの若者たちの草の根的な運動を1冊の本にまとめたノンフィクションです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

62
多くの人に愛されていたマルカン大食堂でしたが、百貨店の閉店で食堂も無くなることに。これに立ち上がったのが高校生。そして町づくりの組織を立ち上げていた「花巻家守舎」が名乗りを挙げました。シャッター商店街や空き家をリノベーションして、魅力あるお店を誘致。言うのは簡単ですが、いざとなると難しい。特にマルカンの場合は百貨店ビル全体。耐震工事から電気、水道、消防関連とクリアしなくてはいけない項目が多すぎます。小友さんはじめとした関係者のご苦労がしのばれました。無事オープンを迎えられて良かったです。2022/01/12

おかむら

44
岩手県花巻のマルカンデパート。ここの大食堂がザ・昭和ですごくいいんだよって話は方々から聞いていたけど、行こうと思ってるうちに閉店しちゃって、ところが、なんと復活してました! その一部始終が本に。解雇された従業員たちがスキルの高さを買われてほぼ全員再雇用。いい話だー。いまどきのデパートのレストラン街やフードコートでは到底出せないホッとする味と居心地。大食堂ってホントにいいわー。表紙も良し!2017/06/18

けんとまん1007

42
よくある地域起しとは、まったく違う視点と思想があると思った。あくまで、一過性のものではなく、段階を踏んで、継続すること、そのためには無理のない採算性にも、きちんと踏み込むことが重要。そこに立脚したうえで、ここに寄せる人々の思いを集約すること。読みながら、子どもの頃行った、似たような雰囲気のデパートの食堂を想い出した。そきに行くこと自体が、大きなステータスでもあり、楽しみでもあった時代。それに代わるようなものが、今、あるだろうか?2018/05/06

コジ

25
★★★☆☆ マルカンデパートの大食堂は岩手・花巻とその近隣地域のみならず全国的にファンがいるほど有名らしい。そのマルカンデパートが老朽化で継続困難になり、デパートも大食堂も閉店。のはずが、大食堂存続を望む人々の思いがここまで熱いとは…。ドキュメンタリーとしてはエピソードが少なく盛り上がりに欠るが、大食堂の魅力は伝わってきた。もし、岩手に行く機会があったら、ぜひとも表紙の割り箸ですくって食べるソフトクリームをたべてみたい。このソフトクリーム、高さ25センチ、10段巻で180円…と魅力的。2018/08/15

ふじ

25
池井戸潤か!数ページ読んでそう思いました。岩手県花巻市にある古き良きデパートマルカン。震災後の耐震基準の見直しにより工事が必要になったが、資金的に厳しく閉店が決まる。そこで立ち上がった住民と若手経営者による、営業再開までのノンフィクション。よくぞ書籍に!むしろローカル局でスペシャルドラマにしてくれないかな。県外だから見れないけど。マルカン大食堂は思い出深い地なので、涙腺緩みっぱなしでした。ちなみに早速行ってきたら、平日の昼にもかかわらず大混雑、もちろん美味かった♪2018/05/25

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