中公文庫<br> 喫茶店文学傑作選

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中公文庫
喫茶店文学傑作選

  • 林 哲夫【編】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2023/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122074200
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C1193

出版社内容情報

多くの作家、芸術家を魅了し、作品の舞台、創作の淵源、そして彼らの交友の拠点となった「喫茶店」。28篇の選び抜かれた短篇小説、エッセイなどから、明治以来の喫茶店文化の真髄に触れる。一杯の珈琲のように、薫り高く味わい深い作品集。文庫オリジナル。

「コーヒー」をテーマにした作品集、アンソロジーはあるが、「喫茶店」という括りで作品を揃えたものは少ないかもしれない。「コーヒー」では個人的体験・思索を綴った作品が多いが、「喫茶店」はコーヒーなどの飲料のことよりも、そこに集う人々との交流・人間模様を描くところに特徴がみえる。

作品の選択にあたっては、チェーン店台頭以前の昭和の時代までに書かれた作品でまとめてみた。

*本書の執筆者*

夏目漱石/森茉莉/水野仙子/谷崎精二/村山槐多/中戸川吉二/浅見淵/北園克衛/植草甚一/戸川秋骨/田村泰次郎/中原中也/小山清/安田武/澁澤龍彦/埴谷雄高/戸川エマ/伊達得夫/山崎朋子/野呂邦暢/洲之内徹/高平哲郎/平岡正明/小野十三郎/常盤新平/吉村昭/鷹野隆大/山田稔

内容説明

多くの作家、芸術家を魅了し、作品の舞台、創作の淵源、そして彼らの交友の拠点となった「喫茶店」。二十八篇の選び抜かれた短篇小説・エッセイなどから、明治以来の喫茶店文化の真髄に触れる。一杯の珈琲のように、薫り高く味わい深い作品集。

目次

野分(抄)(夏目漱石)
カフェ・プランタン(森茉莉)
散歩(水野仙子)
カフェーの話(谷崎精二)
日記(村山槐多)
アップルパイ、ワン!!(中戸川吉二)
漆絵の扇(浅見淵)
丸善からはじまった随想(北園克衛)
東京に喫茶店が二百軒しかなかったころ(植草甚一)
冷熱の喫茶店(戸川秋骨)
銀座周辺(田村泰次郎)
思い出す牧野信一(中原中也)
西郷さん(小山清)
本郷・落第横丁(安田武)
戦前戦後、私の銀座(澁澤龍彦)
「夜の会」のこと(埴谷雄高)
東京の喫茶店(戸川エマ)
喫茶店・ラドリオ(伊達得夫)
新宿=風月堂(山崎朋子)
昔はひとりで…(野呂邦暢)ざんげの値打もない 1970(高平哲郎)
都はるみが露出してきた(平岡正明)
大阪の道すじ(小野十三郎)
壹眞(常盤新平)
西瓜(吉村昭)
実録、ある日の27分間(高野隆大)
街の片隅で(山田稔)

著者等紹介

林哲夫[ハヤシテツオ]
1955年香川県生まれ。画家・著述家。武蔵野美術大学卒業。99年に書物雑誌『sumus』を創刊。2002年に『喫茶店の時代』で尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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阿部義彦

24
中公文庫オリジナル。初版は去年ですが、私と読者層が大いにかぶる、東京堂書店神保町店で、今でも静かに売れていると言う記事をネットで見つけ購入。喫茶店と言えば、私も若い時はまず街中に有って、学校帰りに友人とだべったり、大人振って喫煙したり、何よりも買ったばかりの本を読むのはなかば習慣化していたものですし、アルバイトも今のコンビニに当たるくらい、皆やってて当たり前でした。そして、デートの定番でしたね。概ね時代順に様々な思いが過ぎった。洲之内徹、植草甚一、常盤新平、高平哲郎等が良かったです。2024/09/11

アリス

13
良い本だった。この本をコーヒー飲みながら読めばなおさらいい。2023/12/25

鈴木 千春

6
『二十八篇の選び抜かれた短編小説・エッセイなどから、明治以来の喫茶店文化の真髄に触れる。』 タイトルに惹かれて手にとった。 明治初期の頃の著者達は馴染みがないせいか、読みにくい感あり。 終盤やっと見知った方々になるまで読み進むのに多少の忍耐力がいった。 『喫茶店』とのくくりで注文受けた作家達がムリクリこじつけて書いた雑文の感あり。 昔、喫茶店をしていた私には、なんだかな~ 文章に愛が感じられなかった!2024/09/19

Micky

6
夏目漱石から始まる喫茶店にまつわる小説、エッセイが28篇。これだけ文士が出ると書体や感性が千差万別で頭の切り替えが厄介。 大阪難波、銀座、早稲田、神保町あたりは文士の溜まり場となる喫茶店が散在していたようだ。そこに岡本太郎が来たり鴨井羊子、堀江謙一なんかも出てきて、喫茶店文化というかこういう世界があることを改めて知った。なんか退廃的な魅力ありますね。 常盤新平さん推しの喫茶、壹眞(がしん)行ってきました。店の背景を少しでも知っていると珈琲も美味しくなります。2024/02/19

iwasabi47

5
『喫茶店の時代』が良かったので。たしかにメディアとしての“喫茶店”だったのが描かれている。高見順の名がよく出てくる。先に『昭和文学盛衰史』読んでいて良かった。2024/08/25

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