出版社内容情報
本能寺で織田信長が討たれた。わずかな供と堺にいた盟友の徳川家康は、明智光秀の追っ手から逃れるため切腹せんとするも、本多忠勝ら重臣に止められる。ここで死ねば、三河と駿河・遠江の家臣がそれぞれ幼少の息子たちを担ぎ、家が「割れる」というのだ。家康は、今は亡き長男信康の不在を嘆くが……。英傑とその後継者の相克を描いた、骨太な戦国ドラマ第一部・徳川家康篇。
【目次】
第一部「夢の天下」 徳川家康
序 章
第一章 夢の始まり
第二章 苦難の舟出
第三章 動くべきとき
第四章 当主として
第五章 危難の日々
第六章 夢の果て
終 章
内容説明
織田信長が討たれた。わずかな供と堺にいた盟友の徳川家康は、追っ手から逃れるため切腹せんとするも、本多忠勝ら重臣に止められる。ここで死ねば、三河と駿河・遠江の家臣が各々幼少の息子たちを担ぎ、家が「割れる」というのだ。家康は、今は亡き長男信康の不在を嘆くが…。英傑とその後継者の相克を描いた戦国ドラマ第一部・徳川家康篇。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。97年小説CLUB新人賞佳作。2001年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。10年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。22年「百万石の留守居役」シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まゆっち
8
大河ドラマとはまた違う描かれ方をしている家康像でした。瀬名との関係も悲しい。下巻も楽しみです。2023/09/05
史
2
2020年の作品ではあるものの、しかしどこか前世代的なものがある。誤植に読めるところもある。まあ徳川家康の話というのは順調ではないからこその面白さだと思うので、そうした雰囲気はきちんとあります。2024/10/30
レインツリーの国
2
本能寺で織田信長が討たれた。わずかな供と堺にいた盟友の徳川家康は、明智光秀の追っ手から逃れるため切腹せんとするも、本多忠勝ら重臣に止められる。ここで死ねば、三河と駿河・遠江の家臣がそれぞれ幼少の息子たちを担ぎ、家が「割れる」というのだ。家康は、今は亡き長男信康の不在を嘆くが……。英傑とその後継者の相克を描いた、骨太な戦国ドラマ第一部・徳川家康篇。 2023/12/31
あきのぶ
2
家康編2023/11/15