中公文庫<br> 其の一日 (増補新版)

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中公文庫
其の一日 (増補新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073715
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

安政七年三月三日、井伊の密偵・可寿江は水戸浪士の不穏な動きを察知し、主君でかつての恋人でもあった直弼に通報しようとするが……。長い一日、最期の一日、決定的な一日……。「桜田門外の変」「箕輪心中」など実際の事件を背景に、江戸市中で懸命に生きる人々の、人生を揺さぶった運命の一日を描く、連作時代小説集。

再刊にあたり、赤穂浪士討ち入りの日の上杉家を題材にした書き下ろしの一篇を収録する。

第24回吉川英治文学新人賞受賞作。

目次……「立つ鳥」「蛙(かわず)」「小の虫」「釜中(ふちゅう)の魚」「首鼠両端(しゅそりょうたん)」

内容説明

長い一日、最期の一日、決定的な一日…。「桜田門外の変」をはじめ、実際の事件を背景に、江戸市中で懸命に生きる人々の、人生を揺さぶった運命の一日を描く連作時代小説集。赤穂浪士討ち入りの日の上杉家を題材に、書き下ろしの一篇を新たに収録する。第二十四回吉川英治文学新人賞受賞作。

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、18年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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けやき

46
「首鼠両端」を加えた増補新版。他は再読。主人公の人生のうちの重要な1日を描く。やはり井伊直弼の密偵となった可寿江を描いた「釜中の魚」が1番よかった。新たに書き下ろされた赤穂浪士討ち入りの日の上杉綱憲を描いた「首鼠両端」もよかった。2023/06/06

ひさか

18
小説現代2002年5月号立つ鳥、10月号蛙、8月号小の虫、11月号釜中の魚、の4つの短編を2005年12月講談社文庫刊。書き下ろしの首鼠両端を加えて2023年5月増補新版として中公文庫刊。歴史の中に実際にあった一日を書いたということだが、蛙などは果たしてそうなのか?と思ってしまう。緊迫感のある話が多く楽しめた。首鼠両端は赤穂浪士物でさすがにどう料理してもありふれ感からは出られないんじゃないかと思うが、執念のようなチャレンジ精神に拍手。2023/07/30

ぷく

18
江戸に生きる人々にも、令和を生きる私たちにも、平等に与えられる一日という時間。身分も性別も貧富の差も無関係な時間の単位。長いようで短い、短いようで長い。その流れの中でいかに生きたかを問う短篇集。腹に据えかねることもあろう、涙に暮れることもあろう、ままならぬ人生を、それでも必死に生き抜く力を目の当たりにして大いに勇気づけられた。時代に翻弄されながらも自らが選んだ道に迷いなどない。清々しさと共に顔をあげる彼らの決意が眩しい。増補新版ということで、最後に収められている赤穂浪士討ち入りの『首鼠両端』を挙げる。 2023/06/20

ヨノスケ

14
4つの短編集。どの話も実在の歴史上の人物に関わった人々の重要な一日を描いたものである。私にとって初めて読む作家さんで、時代ものの面白さが存分に味わえた。幕末期の頃の変革期に翻弄される人達の生き方は、いつ読んでも悲哀があって心に響く作品が多く、本作も例外ではなかった。2023/04/29

fukufuku

6
再読。 新井白石に糾弾された勘定奉行荻原重秀が罷免になる前日、なんの五千石君と寝よの事件翌日の藤枝紀行の妻、恋川春町の息子が父の筆業を知った日、奸婦にあらずの可寿江の桜田門外の変の前日、赤穂浪士討ち入りの翌朝の上杉綱憲の右往左往。 以前単行本で読んだ時は最終話は収録されていなかったはず。それまでのシリアス路線ではなくクスッとする話で締めくくられている。2023/10/03

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