渇きの考古学―水をめぐる人類のものがたり

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  • サイズ A5判/ページ数 478,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791767946
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

水とその管理が発展した歴史と考古学的知見を駆使して語られる、新しくも鮮やかな古代世界の全貌。水――それは、人類にとって欠くことができないもの。ゆえに、人類の歴史は有史以前から水との戦いだったと言っても過言ではない。古

内容説明

有史以前から人類は水との戦いを続けてきた。古代の支配者たちは自らの権勢をより強くするために潅漑システムや水管理の技術を高めようとし、一方で、水の管理に失敗した数多の文明が無残にも崩壊してきた。これからも続く水との戦いにおいて、私たちはその歴史から何を学ぶことができるだろうか。認知考古学の第一人者が綴る、人類と水とのめくるめく興亡史。

目次

渇き―過去を知り、未来の教訓とするために
水革命―レバント地方における水管理の起源(一五〇万年前‐紀元前七〇〇年)
「黒い畑は白くなった/広い平野は塩で窒息した」―水管理とシュメール文明の興亡(紀元前五〇〇〇年‐紀元前一六〇〇年)
「あらゆるものの中で水は最良だ」(テーバイのピンダロス、紀元前四七六年)―ミノア人、ミュケナイ人、古代ギリシア人の水管理(紀元前二一〇〇年‐紀元前一四六年)
水の天国ペトラ―砂漠の達人ナバテア人(紀元前三〇〇年‐紀元一〇六年)
川を作り、入浴する―ローマとコンスタンティノポリス(紀元前四〇〇年‐紀元八〇〇年)
ティースプーンを手にした無数の男たち―古代中国の水利事業(紀元前九〇〇年‐紀元九〇七年)
水利都市―アンコールの王たちによる水管理(八〇二年‐一三二七年)
あとわずかで文明に―アメリカ南西部ホホカムの潅漑(一年‐一四五〇年)
「睡蓮の怪物」の生と死―水、そしてマヤ文明の興亡(紀元前二〇〇〇年‐紀元一〇〇〇年)
聖なる谷の水の詩―インカ人の水利事業(一二〇〇年‐一五七二年)
癒されない渇き―水について、過去の知識について

著者等紹介

ミズン,スティーヴン[ミズン,スティーヴン] [Mithen,Steven]
1960年イギリス生まれ。レディング大学考古学教授。人間の心の進化に注目した認知考古学の分野で多大なる功績を残している。2004年、英国学士院特別会員に選出

赤澤威[アカザワタケル]
1938年大阪府生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。東京大学大学院理学系研究科人類学専門課程博士課程中退。東京大学教授、国際日本文化研究センター教授などを経て、高知工科大学教授および同総合研究所博物資源工学センター長。専攻は先史人類学・旧石器考古学

森夏樹[モリナツキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yooou

4
☆☆☆★★ もっと体系的・歴史的発展的経緯を辿るものになっているのかと思っていましたが、散文的、断片的で発達史的なところは殆どありませんでした。残念。2015/02/25

Sanchai

2
残念ながら飛ばし読み。現代の「持続可能な開発」の実現という僕達の直面する課題に対して、考古学がどのように貢献できるのかを考える意味では格好の啓蒙書。歴史から学ぶことの必要性を改めて感じた。21世紀は水が希少資源化するので、古代文明で都市レベルで行われていた水資源管理の手法を、グローバルなレベルで捉えなおして、適用していかなければならなくなると思う。日本は文化遺産保護に対して国際協力を行っているところもあるが、単に遺産保護や管理技術の指導ばかりでなく、未来に向けて何が言えるのかも、発信すべきだと思う。2014/09/17

gq550_tomy

2
古代文明における灌漑システムを、歴史的資料から読み解く一冊です。歴史の教科書で、よく出てくる「治水事業」ですが、文明の浮沈を握る大変重要なファクターであることが、様々な文明を例にとって説明してくれます。とりあげる文明も偏り無く、世界各地のものがピックアップされております。一風変わった観点から古代文明を説明する作品です。2014/07/16

黒胡麻

0
世界各地の治水、水利事業の遺跡を巡る旅。運河や灌漑といった「水革命」により文明が進歩したというのが著者の主張だがそこはあんまり説得力が感じられなかった。紀行ものとしては面白かった。2015/07/06

takao

0
☆やはり、文明に必要なのは水だよな。2018/09/25

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