出版社内容情報
第一一章 ユーラシア大陸の先端――東部、西部、ステップ地帯
王の馬兵――時間と空間における馬、歩兵と政治社会
封建制とは何か
準封建制と中央集権官僚軍事機構
国軍歩兵と騎士階級の没落
帝国の興亡
騎馬戦士とステップ地帯の帝国
西洋対東洋
第一二章 結論――戦争、リヴァイアサン、そして文明の快楽と悲惨
強制構造と幾何級数的な発展
クィ・ボノ――誰の利益か? 物質的要因
性とハーレム
快楽の園とその門前で炎の剣を握るケルビム〔智天使〕
権力と栄光の追求
血縁、文化、観念、理想
戦争――真剣な目標のための真剣なものか、はたまた馬鹿げたものか?
第三部 近代性(モダニティ)――ヤヌスの二つの顔
第一三章 はじめに――富と力の爆発
第一四章 大砲と市場――ヨーロッパ新興諸国とグローバルな世界
ヨーロッパの「相争う国家」の出現
何が「軍事革命」を構成したのか?
国家と軍隊
海洋覇権と商業 = 財政革命
市場体制と軍事能力
印刷工、国民、平民軍
近代の戦争――近代の平和
第一五章 縛られたプロメテウスと解き放たれたプロメテウス――機械化時代の戦争
技術の爆発的発展と力の基盤
富、技術、兵器
大国と国民国家の戦争
帝国の戦争
全体主義の挑戦とその敗北の理由
第一六章 裕福な自由民主主義諸国、究極の兵器、そして世界
「民主主義による平和」はあるのか?
「民主主義による平和」再考
他の関連要因、独立要因
自由主義の戦略政策――孤立主義、宥和、封じ込め、限定戦争
平和地帯としての先進世界?
近代化された社会と伝統的社会はどこで衝突するのか
非通常テロと新世界の無秩序
結論
第一七章 結論――戦争の謎を解く
解説論文――アザー・ガットと『文明と戦争』
内容説明
国家の勃興、騎馬民族の活躍、東洋と西洋の対立、火薬の発明により戦争はいかに変化したのか?下巻は、軍事革命による戦いの規模・形態の変化に着目しながら総力戦までに発展した近代の戦争を分析、またナショナリズムの台頭やイデオロギーの対立の観点から戦争の原因を精査。さらに核兵器、無差別テロ、冷戦以降について検証。
目次
第2部 農業、文明、戦争(ユーラシア大陸の先端―東部、西部、ステップ地帯;結論―戦争、リヴァイアサン、そして文明の快楽と悲惨)
第3部 近代性―ヤヌスの二つの顔(はじめに―富と力の爆発;大砲と市場―ヨーロッパ新興諸国とグローバルな世界;縛られたプロメテウスと解き放たれたプロメテウス―機械化時代の戦争;裕福な自由民主主義諸国、究極の兵器、そして世界;結論―戦争の謎を解く)
著者等紹介
ガット,アザー[ガット,アザー] [Gat,Azar]
テルアビブ大学政治学部エゼル・ワイツマン(Ezer Weitzman)国家安全保障講座担当教授。1959年生まれ。イスラエル・ハイファ大学卒。テルアビブ大学(修士)、英オックスフォード大学(博士)、独フライブルク大学、米エール大学などで研究や教育に携わる。軍事史及び戦争・戦略研究の分野で著作を発表
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史研究センター長
永末聡[ナガスエサトシ]
佐賀県庁勤務、「歴史と戦争研究会」事務局
山本文史[ヤマモトフミヒト]
近現代史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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