出版社内容情報
誉田 哲也[ホンダテツヤ]
著・文・その他
内容説明
父の書斎で見つけた奇妙な本。『あなたの本』と題されたそれを開くと、自分の誕生から現在までが、なに一つ違わず記されていた。このまま読み進めれば、未来までもわかってしまうのか。先のページをめくるか否か、悩みぬいた男の決断は―。人気作家の多彩な作風を堪能できる七つの物語に加え、あらたに五つの掌篇を収録。
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
80
新装版には別の短編が収められているのを知って何件もブックオフをはしごしてやっと見つけました。短編というよりショートショートですね。それが五本収録されております。普通に面白くはありましたが個人的にはもっとびっくりさせてほしかったかな笑 それはさておき、誉田さんの文庫コンプまであと一冊!2023/11/30
りゅう☆
73
8ヶ月前に読んだのに詳細覚えてなくて、また新鮮な気持ちで読めました。「戦慄したり、驚いたり、じーんときたり、思わず吹き出したり(解説より)」。ジウシリーズの小川巡査登場は知ってたのでやっぱりテンション上がる。そしてまさかのSFだし笑。新装版ということで5つのショートショート収録。「買わなかった男」「待っていた女」になんと柏木夏美の名前が登場で嬉しい!実は違う男女の話ということでショートながらも見事な叙述。「三季化」で選挙公約を掲げる総理。夏をなくすなんてムリだし。誉田さんの抽斗の多さを堪能できる1冊です。2023/10/08
優希
52
面白かったです。様々な色彩の色とりどりな短編集と言えますね。2023/05/23
坂城 弥生
47
不思議な話の短編集でした。2022/09/19
のんちゃん
45
本書作者、誉田先生はご存知の通り警察小説、武士道物において有名だが、本書の内容はホラー、 SF、幻想物、ユーモア系等など、多岐に渡り私は阿刀田高風だなと感じた。また、本書は新装版刊行でありプラスして、掌編5篇の所収がある。いずれの作品もどんでん返しというか、あっと驚くエンディングである意味楽しめた。バッドエンド物が多かったが。私はバッドエンドが苦手なので、唯一、ユーモア溢れる作品だった「交番勤務の宇宙人」が一番好きだった。あのコーヒーのCMのトミー・リー・ジョーンズさんを思い描きながら読んだ😆2023/06/26