出版社内容情報
自分の弱さを知り、あるがままを受け入れ、無理して頑張らないで生きよう。般若心経の世界をQ&Aでわかりやすく語ったひろさちやさんの最期のメッセージ。
第1章 自由にものを見よう
第2章 世間の尺度を捨てよう
第3章 すべてのことにこだわらない
第4章 いまの「あるがまま」を受け入れよう
第5章 自分の「いい加減」を生きよう
終章 仏教はバスの時刻表である
内容説明
自分の弱さを知り、あるがままを受け入れ無理して頑張らないで生きよう。般若心経の世界をQ&A形式でわかりやすく語る。「仏教とは中道の思想である」とする、ひろさんは、読者の反発を予想しながらこう話します。「仏さまのこころがわかって楽になりたい人だけがこの本を読んでください」。
目次
『摩訶般若波羅蜜多心経』
第1章 自由にものを見よう
第2章 世間の物差を捨てよう
第3章 すべてのことにこだわらない
第4章 いまの「あるがまま」を受け入れよう
第5章 自分の「いい加減」を生きよう
終章 仏教はバスの時刻表である
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936(昭和11)年、大阪に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。気象大学校教授を経て、仏教・インド思想等、宗教について幅広く執筆・講演活動を行った。2022年4月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
totuboy
3
空の思想や「縁」の考え方を現代人の悩みに寄り添ってわかりやすく教えてくれる。競争はいけない、教育は社会の奴隷を作る仕組み、などすべてを単純に受け入れがたいものもあるが、スピリチュアルな面での救いが人間には必要なのかもしれない。「いい加減」に生きるということは知らないうちに自分に言い聞かせていることでもあるし。ただ、般若心経を具体的に一言一言説明しているかというとそうではなく、仏教の教えを包括的に述べているので、般若心経をしっかりと研究したいという人には向いていないかも。2022/07/24