中公文庫<br> 秀吉と利休

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中公文庫
秀吉と利休

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122071698
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

勢威並ぶものなき天下の覇王・秀吉と、自在な境地を閑寂した茶事のなかに現出した美の創造者・利休。愛憎半ばする深い交わりの果てに迎えた宿命的破局――そこにいたる峻烈な人間関係を、綿密重厚な筆で描ききる、絢爛たる巨篇。女流文学賞受賞作。

〈解説〉山崎正和

内容説明

勢威並ぶものなき天下の覇王・秀吉と、自在な境地を閑寂した茶事のなかに現出した美の創造者・利休。愛憎半ばする深い交わりの果てに迎えた宿命的破局―そこにいたる峻烈な人間関係を、綿密重厚な筆で描ききる、絢爛たる巨篇。第三回女流文学賞受賞作。

著者等紹介

野上彌生子[ノガミヤエコ]
1885(明治18)年、大分県生まれ。小説家。本名ヤエ。明治女学校高等科卒業。英文学者で能楽研究家の夫・野上豊一郎とともに夏目漱石に師事。1907年2月に『ホトトギス』に「縁」を発表。以来、『海神丸』などの小説のほか、戯曲、随筆、翻訳など幅広い著作活動を行った。日本芸術院会員。『迷路』で読売文学賞、『秀吉と利休』で女流文学賞、『森』で日本文学大賞を受賞。71年、文化勲章受章。1985(昭和60)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaoru

76
「天下人」秀吉と茶事を美に昇華させた千利休。権力者のそばに常に茶道や能楽があった時代、利休は芸術家としてのみならず政治面でも秀吉を補佐するが、両者の関係は秀吉の勘気に触れた山上宗二の処刑や大納言秀長の死を境に徐々に悪化してゆく。利休の唐御陣を巡る一言から石田三成の詮議が始まり、稀代の茶人はとうとう切腹を命じられた。架空の人物である末子紀三郎や絢爛たる南蛮文化,堺の町の描写が物語に膨らみを与えている。「日本を一手に掴もうともがいている哀れな賭博師」秀吉の支配は途絶えたが、利休の開いた 茶道は500年近い→2022/04/04

がんちゃん

1
松岡正剛さんの本で言及された1冊。解説で山崎正和さんが触れている「散文」とはこういうものというのが、ぴったりなのかと思う。切腹(形ばかりで斬首)後の紀三郎の心の動きと、小田原での弟子宗二の無惨な死が印象に残る。他の作品も読んでみよう。2025/02/20

白鳥れいこ

1
千利休が秀吉の逆鱗に触れ切腹するまでの顛末。作者が創作した三男紀三郎の、偉大な父を持つ葛藤など、登場人物の心のひだが繊細にえがかれている。ひらがなが多用され過ぎていて読みにくいが、これは作者の意図だったのか。随筆「山よりの手紙」「窓とおんぼろ楽器」「夏目先生の思い出」も読む。明治18年生まれ、昭和60年99歳で亡くなった女流作家さんの、エネルギッシュな知性にユーモアも感じられ、感服した。2024/02/25

lovejoy

0
★★★2022/06/07

水絵

0
普段あまり歴史ものを読まない私が「野上弥生子が書いたなら」と思い読んでみたところ…圧巻でした。日本が戦に明け暮れた時代の話なのでもっと血みどろで動的なものを想像していたけれど、とても静かで厳かで奥深い。権力者も芸術家も男も女も皆それぞれ心があり感情があるということ。そんな当たり前のことを淡々と見せつけられて、言葉の一つ一つが身に沁みる。茶道具や草花、空、音、匂いなどの描写が相変わらずの美文で唸る!心地よい重さの一冊。2025/04/09

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