出版社内容情報
明治三三(一九〇〇)年五月、清帝国では攘夷運動が激化していた。歴史上有名な義和団の乱である。駐在武官として北京に赴任した柴五郎陸軍中佐も否応なく、この内乱に巻き込まれていく。列強各国公使館地区を包囲する数万の敵。迎え撃つ連合軍は僅か五百足らず……。ここに五五日間にわたる、柴たちの地獄の籠城戦が始まった! 〈解説〉内田剛
内容説明
明治三三(一九〇〇)年五月、清帝国では攘夷運動が激化していた。義和団の乱(北清事変)である。駐在武官として北京に赴任した柴五郎陸軍中佐も否応なく、この内乱に巻き込まれていく。列強各国公使館地区を包囲する数万の敵。迎え撃つ連合軍は僅か五〇〇足らず…。ここに五五日間にわたる、柴たちの地獄の籠城戦が始まった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shi-
15
義和団事件、柴五郎のこともほとんど知らなかった。 はずかしなごらどちらも名前をきいて、あーあったなぁ…と言う程度。教科書のたった数行書かれていた歴史にこんなにも壮絶でドラマチックなことがあったなんて。 こういう本を読んだらいつも思う。 あー、歴史を習っていて、ただただテストの為に丸暗記してた時代に読みたかったぁ、と。 2022/03/04
TK39
5
義和団事件は清朝末期の平民の反乱と思っていたが、そうでもなかったようだ。西太后、各国の思惑が入り乱れ、事件は起きた。霧島兵庫の本は初めて読んだが、なかなか面白い。また、読んでみたい。2022/01/02
陽
2
どのセクションに置いても、中央と現場の空気の違いやすれ違いは、起きるし、それによって現場が耐えうる状況が生まれる。 柴のような現場責任者がいたから、義和団事件を乗り越えたと見かたが出来る一方、中央が的確な判断を有し、兵力を入れて、いち早く撤退しておけば、犠牲者も出なかったのではと思うわけで、切ない気持ちになった。2022/11/18
フウミズ
1
V GOOD 972024/06/04
(ま)
1
元会津藩士柴五郎中佐の義和団事件の東交民巷籠城戦記2023/03/23
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- 和書
- 自分を変える心理劇