中公文庫<br> 昭和16年夏の敗戦 (新版)

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中公文庫
昭和16年夏の敗戦 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122068926
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C1121

出版社内容情報

各界の著名人が絶賛!
日本的組織の構造的欠陥に迫る、全国民必読の書

〈広く読まれるべき本。講演で何度もすすめている〉
 小泉純一郎(元内閣総理大臣)

〈データを無視し「空気」で決める。
 この日本的悪習を撤廃しないかぎり、企業の「敗戦」も免れない〉
 冨山和彦(経営共創基盤代表取締役CEO)

〈これは過去の歴史ではない。いまだ日本で起きていることだ〉
 堀江貴文

〈私は、本書をまずまっ先に読むように若い学生諸君に伝えたい〉
 橋爪大三郎(社会学者、大学院大学至善館教授)

〈結論ありきで大勢に流される日本の弱点が活写され、時代を超えて私たちに問いかける。
 あれからいったい何が変わったのか、と〉
 三浦瑠麗(国際政治学者)


日米開戦前夜、四年後の敗戦は正確に予言されていた!
平均年齢33歳、「総力戦研究所」の若きエリート集団が出した結論は「日本必敗」。それでもなお開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視し、無謀な戦争へと突入したプロセスを克明に描き、日本的組織の構造的欠陥を衝く。
〈巻末対談〉石破 茂×猪瀬直樹

内容説明

「日本必敗」―これが日米開戦前夜、総力戦研究所の若きエリートからなる模擬内閣が出した結論だった。にもかかわらず、日本が開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視し、無謀な戦争へと突入したプロセスを克明に描き、日本的組織の構造的欠陥を衝く。“巻末対談”石破茂×猪瀬直樹。

目次

第1章 三月の旅
第2章 イカロスたちの夏
第3章 暮色の空
『昭和16年夏の敗戦』の教訓 石破茂×猪瀬直樹

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年長野県生まれ。作家。87年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。96年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。07年、東京都副知事に任命される。12年、東京都知事に就任。13年、辞任。15年、大阪府・市特別顧問就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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南北

63
1941年8月に日本は「敗戦」していた。近衛内閣のもとで創設された「総力戦研究所」には30代の官僚や民間から優秀な人物が集められ、模擬内閣を作り、「机上演習」により、日本の将来を予測した結果、開戦から1~2年後には敗戦を迎えるとの結論が出された。戦前から戦後の歴史をたどることでその予測が裏付けられていく様子が見事だと感じた。「総力戦研究所」という組織だけを作って満足してしまったのも問題があるが、いわゆる「お役所仕事」に終始してしまった政治にも大きな問題があるように思う。 2023/12/22

てつのすけ

37
第二次世界大戦について、それなりに知っているつもりであったが、「総力戦研究所」を初めて知った。しかも、この研究所が出した敗戦という結論を、なぜ、政策に活かさなかったのか、甚だ疑問である。数字等のデータよりも、日本人特有の空気を優先した結果であったとは!現代に戻ると、敗戦という歴史の教訓が何も活かされていないのは、残念でならない。2021/04/26

ちくわ

22
ほとんど知られていない「総力戦研究所」という研修所のような存在ですが、彼らがシミュレーションした結果の通りに日本は進んでいきました。負けるとわかっていながらも戦争に突き進まざるを得なかったのはどうしてか?そのとき東條は何を考えていたのか?文句なしの面白さです。(☆5)2020/09/24

伊田林 浮刄

16
★★★★☆真珠湾の8ヶ月前、新設された「内閣総力戦研究所」に軍・官・民・マスコミからBest&Brightestな逸材36名が集められた。平均年令33才の彼らで組織された「模擬内閣」が来たる日米開戦とその行く末をシミュレートしたのだ。そこから導かれた結果は「日本必敗」…その元となったのはひたすら客観データに基づく彼我の分析のみ。それを受け取った内閣は「そんなこたあわかってるけどもうどうしようもねえんだよ」とばかり黙殺する(当時は総理も国会もただの雇われ社長にすぎないしね)(コメント欄へ続く)2020/11/15

Masakazu Fujino

11
開戦の年1941年4月、近衛文麿内閣の下設置された「総力戦研究所」ここに集められた各界の若きエリートたちは、模擬内閣を結成し、机上演習を行った。8月、その結果が出る。米英と開戦となれば最後はソ連が参戦し、日本は必敗する。データを駆使して導き出された結論は、「戦争はやってみなければわからない。日露戦争も予想外のことが起こって勝った」という東條英機の発言に見られるような、意見に潰される。しかし、著者はこんな本を書きながら、東京オリンピックのあの迷走ぶりはどうしたものか?コロナをめぐる政府の対応もしかり。 2022/03/06

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