中公文庫<br> R帝国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122068834
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

「朝、目が覚めると戦争が始まっていた」




キノベス!2018第1位、アメトーーク!「読書芸人」で紹介


読売新聞、毎日新聞など各紙誌で賞賛の声!


全体主義の恐怖を描く傑作、待望の文庫化。




近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在”党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。

内容説明

近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。

著者等紹介

中村文則[ナカムラフミノリ]
1977年、愛知県生まれ。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸“スリ”』で大江健三郎賞を受賞。同作の英訳版が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの2012年年間ベスト10小説に選ばれる。14年、アメリカでデイビッド・グディス賞を受賞。16年『私の消滅』でドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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海月

92
教団Xが難しいながらも読めたのでR帝国にも手を出したが自分的にものすごく難しい。結構ちんぷんかんぷん。最後まで読めば何かわかるかと思ったけども自分には難しかった。ただ半径五メートルの幸福は自分もそうな気がする。正直半径五メートルが自分の世界であるのには間違いない。 しかしここまで難しい本を読んだのは初めてだ。2021/11/01

H!deking

91
うーん、所々面白い描写はあるんだけど、概ね読みにくい。今回は全然ハマれなかった〜。2020/06/21

ふう

82
この世界に自分が望むような救いはないと思い知らされるような作品でした。何が幸せなのか言葉にするのは難しいけど、自由、多様性、個々の考えが尊重されるのではなく、大きな力にコントロールされ、同じ方向に進んでいくことが求められる世界。あの国もかの国も、ひょっとしたらこの国もと、ゾッとしながら読み終えました。サキのように抵抗すると傷も悲しみも深くなるけど、悲しむことさえできない社会は怖い…。エピローグで流した吉川の涙が、小さな小さな救いでした。2021/05/14

dr2006

67
テロや戦争の絶えない世界の現実をネットやテレビで知ることで、それがあたかも別世界で起きている物語の様に思ってしまう、そんな平和ボケに一石を投じる作品。近未来の人々は高度なAIを搭載した端末「HP」を所持する。肉体こそ持たないが常にHPと行動を共にし、まるで家族のようにプライベートな会話をし孤独を解消する。そうこれは遠い先のことではない。今でさえ端末を手に慢性的接続状態に陥るし、過度な承認欲求の為に、偽りの幸せに満ちたアバターを生み、現実の自分との違いに苦しむ人が絶えない。物語と現実とのリンクに怖くなった。2022/02/03

kinnov

55
RightのRではないと作者があとがきで語っている。Lはリベラル、左翼である事は明白だ。右だ左だとレベル貼りしたりする事には意味がない。ここに書かれている帝国は、日本だけではなく人が今を生きる世界だ。正義、善、悪、倫理、全てが虚構で表面的な物な事が透けて見え、息苦しささえ日常になっている。理想の世界が、過去にも未来にもなく、ただの妄想でしかない事も含め、希望はあるか、との問いを作者は考え続けていると感じた。個の存在として持つ微かな気持ちだけが、救いになるのではないか。そんな小さな希望の火を灯してくれる。2020/07/29

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