出版社内容情報
自らの扇子を忘れた前座が、楽屋にあった扇子を借りて高座に上がり、『道具屋』を演じている最中、短刀に見立てた扇子の中から血まみれのナイフが現れた!? 表題作「道具屋殺人事件」をはじめ、「らくごのサゲ」「勘定板の亀吉」を収録。
真打ちを目指し、日々修業に励む二つ目の・寿笑亭福の助が、千葉県房総でリハビリ中の師匠・山桜亭馬春の助言を得つつ怪事件に挑む! 〝落語ミステリ〟の異才が放つ珠玉の三編。
解説・宇田川拓也
内容説明
楽屋にあった扇子を借りて高座に上がった前座の落語家が、『道具屋』を演じている最中、扇子の中からなぜか血まみれのナイフが現れた!?真打ちを目指し、日々修業に励む二つ目・寿笑亭福の助が、脳血栓で倒れ療養中の元師匠・山桜亭馬春の助言を得つつ、怪事件に挑む、珠玉の本格落語ミステリー三篇。
著者等紹介
愛川晶[アイカワアキラ]
1957年福島市生まれ。94年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞。トリッキーな本格ミステリーを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーと幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nazolove
17
大分読みやすいなーと思ってたら思わぬ400ページ、と面食らってしまった。(笑) 落語の風景にもいろんなドラマやら事件やらが起きるということがよくわかった話であった。 実際の寄席というのよりほ私は真打ちの独演会のほうが好き(実際そんな寄席もないし)なのだが、こういった軽いのりで聞ける場所もいけば楽しめるのかな、なんて思った。また、普段落語話でよく聞くことを勉強になるいい本である。 落語好きだけどよくわかんないというかたは是非ともこの本を入り口にしても間違いではないのかな、なんて思った。2019/05/29
香翠
14
私が落語を身近に感じられるようになったのは、思えば愛川晶さんの作品を読むようになったから。そして先日は遂に、本格的な寄席では無いものの落語の世界に触れることができました。これでますます深みにハマりそうだなぁ〜2019/05/26
さだぼう
13
落語の演目が宝石箱の如く散りばめられている。落語ミステリーの王道。道具屋の短刀は、木でできた造り物で抜けないはずだった…「道具屋殺人事件」、三題噺ならぬ五題噺の意味するところは…「らくだのサゲ」、最後のおかみさんのセリフが粋で江戸前だった…「勘定板の亀吉」 隠語だったり決まり事をこの一冊でずいぶん勉強させて頂いた。当然ながら、落語の世界はまだまだ知らないことばかり。2024/02/10
nabe2511
9
10月13日の6代目柳朝さんと一之輔さんの兄弟会を前に先代柳朝師匠をモデルにした落語小説があるとのことで図書館予約。こりぁ面白い!落語や寄席の蘊蓄をつまみに古典ネタの蕎麦をたっぷりとすする趣。しかもミステリー解決の糸口も落語ときてる。この日一之輔さんが1席目にかけた「妾馬」の蘊蓄も語られていてお得感が半端ない。本巻が好評のためシリーズ化しているそうで、しばらく楽しみが増えました。2022/10/19
ぷくらむくら
3
創元推理文庫版でも読んでいたのだが、すっかり失念。改めて名作だと思う。特に噺家の語り口が自然に頭の中に浮かんでくるのが秀逸です。2019/05/31
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