出版社内容情報
「人間は遊ぶ存在である」。人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質は、人間存在の根源的な様態は何かとの問いに、二十世紀最大の文化史家が確信した結論がここにある。文化人類学と歴史学を綜合する雄大な構想で論証し、遊びの退廃の危機に立つ現代に冷徹な診断を下す記念碑的名著。
ホイジンガ[ホイジンガ]
著・文・その他
高橋 英夫[タカハシヒデオ]
翻訳
内容説明
「人間は遊ぶ存在である」。人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質、人間存在の根源的な様態は何かとの問いに、二十世紀最大の文化史家が確信した結論がここにある。文化人類学と歴史学を綻合する雄大な構想で論証し、遊びの退廃の危機に立つ現代に冷徹な診断を下す記念碑的名著。
目次
文化現象としての遊びの本質と意味
遊び概念の発想とその言語表現
文化創造の機能としての遊びと競技
遊びと法律
遊びと戦争
遊びと知識
遊びと詩
詩的形成の機能
哲学の遊びの形式
芸術の遊びの形式
「遊ビノ相ノモトニ」見た文化と時代の変遷
現代文化における遊びの要素
著者等紹介
ホイジンガ[ホイジンガ] [Huizinga,Johan]
1872年、オランダに生まれる。1905年、フローニンゲン大学教授。1915年、ライデン大学外国史・歴史地理学教授。古代インド学で学位を得たが、のちにヨーロッパ中世史に転じ、1919年に『中世の秋』を発表し、大きな反響を呼ぶ。ライデン大学学長をも務める。1945年、死去
高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930年(昭和5)、東京に生まれる。東京大学独文科卒業。文芸評論家。『批評の精神』(中公叢書、1970年)で亀井勝一郎賞、ケレーニイ『神話と古代宗教』(新潮社、1972年)で日本翻訳文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読書という航海の本棚
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