出版社内容情報
ヨーロッパ文化の基層の一つをなすケルト文化。その古代から現代にいたる広大な流れを、一書にまとめたのが本書である。めざましく進化・進展しているケルト研究の現状をふまえ、旧版から増補・補遺、表記の修正などをほどこしたうえで、増補新版として中公文庫化した。
専門性を意識しながらも、一般読者層にも広く読まれるように、わかりやすい記述を心がけており、図版を比較的多く掲載しているのも本書の特徴となる。ケルト人の歴史と文化を知るうえで、必要な知識と情報を幅広く集めた雄編だといえよう。
木村正俊[キムラマサトシ]
著・文・その他
内容説明
欧州各地に広く痕跡を残し、ギリシア・ローマとは異なる、生命的で自然的な要素を持つケルト文化。比較文化的視点を加えてその本質を捉え、併せてケルト民族の雄大な歴史を描いた長篇。全二巻。
目次
序章 ケルト史の再構築へ向けて
第1章 ケルト人の起源
第2章 ハルシュタット文化とラ・テーヌ文化
第3章 ケルトとギリシア・ローマ世界
第4章 ヨーロッパに広がるケルト人
第5章 ケルト人と戦闘
第6章 ケルト社会の構造と特徴
第7章 ケルト人の生活様式
第8章 ドルイドの役割と機能
第9章 ケルトの宗教と習俗
第10章 ローマのガリア征服と支配
著者等紹介
木村正俊[キムラマサトシ]
1938年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。神奈川県立外語短期大学名誉教授。専門分野はアイルランド文学、スコットランド文学、ケルト文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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六点
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