中公文庫<br> 本で床は抜けるのか

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中公文庫
本で床は抜けるのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065604
  • NDC分類 024.9
  • Cコード C1195

出版社内容情報

「こんなに部屋中本だらけだと、床が抜けるのでは?」大量の本とともに木造アパートの2階に引っ越し、「床抜け」の不安に襲われた著者は、解決策を求めて取材を開始。「床抜け」体験をエッセイに書いた井上ひさし、大量の本に囲まれて遺体が見つからなかった草森紳一、乳がん闘病をきっかけに蔵書を捨てまくった内澤旬子……。床が抜けてリフォームした人、蔵書をまとめて処分した人、私設図書館を作った人、等々を訪ね歩き、「蔵書と生活」の快適な両立は可能か探る。愛書家必読のノンフィクション。解説・角幡唯介

西牟田 靖[ニシムタヤスシ]
著・文・その他

内容説明

大量の本を抱えて引っ越し、「床抜け」の不安に襲われた著者は、解決策を求めて取材を開始。井上ひさしや草森紳一らの事例を調べ、床が抜けてリフォームした人、蔵書をまとめて電子化や処分した人、私設図書館や書庫を造った人、等を訪ね歩き、「蔵書と生活」の快適な両立は可能かを探る。愛書家必読のノンフィクション。

目次

本で床が埋まる
床が抜けてしまった人たちを探しにいく
本で埋め尽くされた書斎をどうするか
地震が起こると本は凶器になってしまうのか
持ち主を亡くした本はどこへ行くのか
自炊をめぐる逡巡
マンガの「館」を訪ねる
本を書くたびに増殖する資料の本をどうするか
電子化された本棚を訪ねて
なぜ人は書庫を造ってまで本を持ちたがるのか〔ほか〕

著者等紹介

西牟田靖[ニシムタヤスシ]
1970年、大阪府生まれ。ノンフィクション作家。アジア・太平洋諸島の元日本領土、北方領土や竹島といった国境の島々をテーマにした作品で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

74
本は利用するものである。ところが人生を本に振り回されるケースが、驚くほど現実にあるのだ。まさかの「本に利用される」事態。一度や二度は、本の重さで家が危なくなるかも、という心配をしたことがある読書メーターのユーザーはいるはず。床こそ崩壊しなくても、本の置き場所に困った経験は、かなりの人にあるだろう。困ったことに、根本的な解決法がない。特効薬的な方法を期待して読み始めたのだが、世の中はそんなに甘くなかった。結局はつらくても断捨離するしかないのかも。読書好きと本の収集とを別のことと考えるように努めたいところ。2023/12/22

佐島楓

62
蔵書問題が深刻なのはわかるが、ご自分の本を出していらっしゃる方が自炊業者に本を送るのはいかがなものなのだろうか。結果的に潜入ルポになっているが、私は理解できない。2018/03/25

ユメ

48
「このままでは本で床が抜けるのではないか」そんな恐怖に取り憑かれた著者は、実際に床が抜けた事例や、本の保管方法について真剣に調べ始める。蔵書の問題は、辿っていくと本を保存することの意義や蔵書主の死後にまで至り、奥が深い。植草甚一の蔵書でさえ死後散逸してしまったということを知り、ショックを受けた(彼のレコードをすべて引き取ったタモリさんは凄い)。私は、死後なるべく家族に負担をかけないよう、生前に蔵書の引き取り先を見つけておくのが理想だ。著者自身が迎えた顚末は身につまされ、読後夫と蔵書量について話し合った。2018/04/18

Kanonlicht

47
ルポライターの著者が仕事場移転にあたり「本の重量に床が耐えられないのでは」と不安にかられたのを機に、著作で「床が抜けた」と言及している人や、蔵書の多い作家、研究者などをたずね歩いた記録。建物の構造的な話に始まり、次第に出会った人の本に対する考え方にシフトしていくのが面白い。何万冊と蔵書を抱えていても、人によってその中身はまったく違い、本棚を見ればその人が何をしてきたかがわかる。なるほどなあ。結局、仕事場の崩壊は免れたけど、ほかのものを崩壊させてしまったという壮大なオチに物書きの業を見た。2024/07/24

ミライ

45
個人的に蔵書が増えてきたこともあり、タイトルに惹かれて一読してみた。著者が自宅に本を貯めすぎてしまい、「床抜け」の恐怖に襲われたことから解決法を求め、「床抜け」体験をもつ人々を取材していく内容。「電子書籍に移行したいが、読んでる感がないので中々移行できない」「自宅とは別に本専用のアパートを借りたい」など本好きが共感できる体験談が豊富に語られているのが面白かった。2018/05/23

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