内容説明
20××年、日本で設立された初の民間刑務所「AIO第一更生所」。そこに新たに若林耕平ら四人が就職した。しかし、そこでは、刑務所の経営者、更生官、更生者、更には設立に関係した議員たちの欲望が渦巻いていた―。日本の未来を戦慄的に描く名作、待望の文庫化。
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズが一〇〇万部を突破しブレイクした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GAKU
59
上巻の終盤になって、どんどん人が死んで行く。いつもの矢月さんらしくなってきた。引き続き下巻へ。2018/02/07
きさらぎ
40
主人公の若林が軽率すぎてイライラ あれよあれよと人が死んでいく、相変わらずの作調。下巻へ2017/10/14
マサキ@灯れ松明の火
17
日本初の民間刑務所・AIO(アイオ)第一更正所…新たに雇用された若林を含む4人が配属された。前半は、主人公・若林が…軽率な行動が多すぎて、ハラハラ。。井手、真壁班で、更正者を殴り殺してから、立ち直り&変わり身が早め。。仁美さん…あっさりと照屋に落ちる。。後半、矢月先生の本領発揮…バタバタと人が死ぬ。。更正者の上條君の逆襲開始。下巻へ。2018/05/13
Kaz
12
設定は面白いのですが、現実味は全くなし。良くも悪くも矢月ワールドです。刑務所のあり方について世に問う、真面目な作品と思って読んではいけません。2019/02/15
りちゃ
12
日本で初の民間刑務所。珍しくおとなしいと思っていたら、後半はゾクゾクと人が…。今のところ現場レベルだが、この先、悪の根はどこまで深くなっていくのか…下巻へ。2017/10/27
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