内容説明
日本列島を震撼させた「歌舞伎町封鎖事件」から七年。伝説となった犯罪者“ジウ”に自らを重ねる新たな怪物“ダムド”が現れた。吹き荒れる殺戮の嵐、再び動き出す「新世界秩序」の陰謀、新宿署の東弘樹警部補に迫る危険…謎の男と対峙するのは、アナーキーなダークヒーロー“歌舞伎町セブン”!
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🅼🆈½ ユニス™
182
ダムドって何だろう考えながら読み始めて直ぐに英語の”damned”だと知った🤣(渾名負けで呆気なく死っちゃったけど)。歌舞伎町セブンを読んですぐに飛びついた「歌舞伎町ダムド」も普通に面白かった。殺人軍団を応援したくなる今回のストーリーも嫌いじゃなかった。ミサキ?ジロウ?東?の中の誰かが犠牲になるだろうなぁって思ってたけど、みんな無事でヨシ!登場人物の意外な過去も判って来てこの先も続いて欲しいシリーズでもあった。この終わり方だと間違いなく、pǝnuıʇuoɔ ǝq oʇ ❗️2018/05/26
nobby
169
これで全て繋がったってことだね♬それにしても、ここにきてジウや「新世界秩序」を完全に掘り起こす、いや本題に持ってくるのはスゴい!シリーズ故ともいえる冒頭のグロさは生半可ではないが、それを過ぎればセブン登場に胸躍らせるばかり!人物毎の活躍具合にはかなり偏りあるけど(笑)いつぞやか東警部補が命を狙われる理由はいかに!?不可思議に混迷極まる事態が、終盤しっかり重なる展開はサスガ!強いて言うならダムドの小粒感が残念過ぎる…「…お前みたいなチンカスが、ジウを騙るな」まさに可愛さ覗かせる殺戮マシーンな彼女の言葉通り!2021/02/25
のり
164
歌舞伎町が再び不穏な気配に包まれつつある。発端は、立てこもり犯が新宿署の「東」を指名し呼び寄せた事件。なぜ名指しだったのか?そして謎が深まる死…裏社会の人達から、賞金首にされた東。ジウの後継者と名乗る「ダムド」や、第二の「ミヤジ」等、様々な力が交錯する。歌舞伎町セブンも一枚咬むことに…相変わらずセブンの連中はカッコいい。まだまだ続いて欲しいシリーズです。ミサキの正体にニンマリ+人間味が出てきたのが嬉しい。2018/05/12
イアン
134
★★★★★★★★☆☆<ジウ>サーガシリーズ第7弾。新宿で人質籠城事件が発生する。しかし犯人は警部補・東の臨場と取調べを要求した後、あっさりと投降してしまう。一方街では〝ダムド〟と呼ばれる殺人鬼が闊歩していた…。籠城男の目的とは。そして謎の組織に命を狙われる東の運命とは。前作『歌舞伎町セブン』では歌舞伎町封鎖事件がスルーされていたりシリーズの主役たる東の活躍が少なかったりと消化不良気味だったが、その点で本作は<ジウ>サーガの世界観のど真ん中に位置する作品といえる。ダムドの過去が掘り下げれていれば尚良かった。2023/04/29
H!deking
100
いやー今回も面白かった!相変わらずのリーダビリティで一気読みでした!それにしてもダムドくん怖ぇなw2020/10/20