内容説明
ラッセル・カークから始まる、現代アメリカを形作ってきた思想家たちを訪ねる“旅”。彼らの思索の中核には何があるのか。保守、リベラルといった概念の真の意味とは―。著者の精緻な読み解きが、アメリカ文化の複雑さと奥深さ、そしてパラドクスをも浮かび上がらせる。文庫化にあたり“「トランプ現象」とラディカル・ポリティクス”を収録。
目次
戦後保守思想の源流―ラッセル・カーク(一九一八‐九四)
ネオコンの始祖―ノーマン・ポドレッツ(一九三〇‐)
キリスト教原理主義―J.グレシャム・メイチェン(一八八一‐一九三七)
南部農本主義―リチャード・ウィーバー(一九一〇‐六三)
ネオコンが利用した思想―レオ・シュトラウス(一八九九‐一九七三)
ジャーナリズムの思想と機能―H.L.メンケン(一八八〇‐一九五六)
リベラリズム―ジョン・ロールズ(一九二一‐二〇〇二)
リバタリアン―ロバート・ノジック(一九三八‐二〇〇二)
共同体主義―ロバート・ニスベット(一九一三‐九六)
保守論壇の創設者―ウィリアム・バックリー(一九二五‐二〇〇八)
「近代」への飽くなき執念―フランシス・フクヤマ(一九五二‐)
「歴史の終わり」から「歴史の始まり」へ―フランシス・フクヤマ(続)
「トランプ現象」とラディカル・ポリティクス
戦後アメリカ思想史を貫いた漱石『こころ』
著者等紹介
会田弘継[アイダヒロツグ]
1951年埼玉県生まれ。青山学院大学教授。東京外国語大学英米語学科卒業後、共同通信社に入社。ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長、特別編集委員などを歴任。日本記者クラブ理事も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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