内容説明
渋谷駅を襲ったテロ事件から一夜。「神」と呼ばれる黒幕は現場から姿をくらます。警視庁公安部の区界警部を中心にした捜査の末、警察内密盟チーム“クラン”の面々は「神」への足がかりをつかむことに成功する。だが彼らの元に、再び恐ろしい事件の気配が―。書き下ろしシリーズ第三弾。
著者等紹介
沢村鐵[サワムラテツ]
1970年、岩手県釜石市生まれ。2000年『雨の鎮魂歌(レクイエム)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
この巻ではさらに公安出身の新メンバーが明らかになります。組織の枠にはまらないような人物です。「神」という存在が明らかになってきてそれを追い詰めることに成功しますが、その手掛かりも途切れてしまいます。続きが読みたくなるようなうまい幕切れです。2017/09/14
ナミのママ
46
シリーズ3作目。3作目あたりになると読者側も中だるみ的になることが多いが、これは私にとってそんな感じでした。読むスピードが失速。つまらないわけではないのですが、大きな盛り上がりがないまま一冊が終わってしまった感じです。全体の話の流れは続いていて気になるので、4冊目に進んでみます。2017/11/03
リキヨシオ
35
裏金作り、天下りなど警察閥の不正と渋谷で起きたテロが「神」なる黒幕の存在で1つに繋がる。「神」と呼ばれる者は渋谷の地下に住み、すべて人を支配する立場にあり、人の命を与えるも奪う自由だという「神」は「すべては警察のためだ」と語る。決して姿を現さない神の正体は!?クランは警察組織を正せるのか?登場する神や不老不死などは小説特有の出来事だと思うが、それに関わる支配者側の構造はあながち小説だけの出来事でなく現実でも起きているのではないか?と疑いたくなってしまう。今回も気になる終わり方!次回の展開が待ち遠しい!2016/09/19
ゆう
34
シリーズ3作目。神の正体にどんどん近づいていくクランメンバー。って近づいてるんだよね!?まさか嵌められてるとかないよね!?ってなにもかも疑いたくなる展開。神の奇跡も真相もまだまだ謎は多い。くぅっ、ひっぱるなぁ~!2017/08/25
JILLmama
28
クラン3作目。 いやーひっぱりますね。 まだまだ神の正体は分かりません。スピード感があり、飽きはしないんだけどさすがにひっぱりすぎかと。。。 とりあえず次にいきますが、まだ続くんでしょうねー。どこまで続くんだー!2016/12/28