内容説明
体調不良を引き起こす呪いの藁人形、深夜の研究室に現れる不審なガスマスク男、食べた者が意識を失う魅惑の“毒”鍋。次々起こる事件を、Mr.キュリーこと沖野春彦と庶務課の七瀬舞衣が解き明かす―が、今回沖野の前に、かつて同じ研究室で学び、袂を分かった因縁のライバル・氷上が現れた。彼は舞衣に対し、沖野より早く事件を解決してやると宣言し!?
著者等紹介
喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。現在は大手製薬会社の研究員として勤務。第9回「このミステリーがすごい!」大賞にて優秀賞を受賞(原題「有機をもって恋をせよ」)。2011年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
238
シリーズが進むにつれて、どんどん良くなっていく感じです。いやいやながら(?)探偵役をやらされる沖野先生と、困りごとを押しかけ相談する七瀬舞衣との押し引きの関係が実に絶妙な味を生んでいる、という3冊目でした。最もミステリとしておもしろいと感じたのは第一話。常識的に考えられることを逆手にとるという点では、この冒頭作品が、たいへんいい線行っているのではないかと思います。恒例となった、化学的な世界のおもしろさに引っかけたストーリーも、すっかりシリーズとしての持ち味になりましたね。次はどんな展開になるかが楽しみ。2015/07/26
takaC
178
第1話「化学探偵と呪いの藁人形」第2話「化学探偵と真夜中の住人」第3話「化学探偵と化学少年の奮闘」第4話「化学探偵と見えない毒」 / 一瞬シリーズ最終回なのかと思ったが続編への布石だった。少なくとも4には続くみたい。物語内時間は3巻で9ヵ月しか進んでないしな。2015/08/12
yu
138
Kindleにて読了。合間にサクサク読めるシリーズ。人が死ぬとかないちょっとした日常の謎を解いていくシリーズなので、安定して読める。2019/09/24
た〜
125
2巻読んでないけど、100円コーナーに有ったので。2巻読んでなくてもたぶん問題無いでしょう。思った通りでした(⌒o⌒) ひょっとして1巻同様面白くはあるけれどいささか物足りないのかな? 思った通りでした【 ̄△ ̄#】2016/02/11
ダイ@2019.11.2~一時休止
116
連作短編集。今回はMr.キュリーの過去の話とかでてきてライバル?も登場。恋の方は一進一退?。2017/08/14