内容説明
戦後日本はどのように復興していったのか。吉田茂が語る戦後史の完結編では、ドッジライン、朝鮮戦争特需、一兆円予算、三度の行政整理などの内政面から振り返り、さらに日本が進んで行く道筋を提示する。国会での施政方針演説集、問題発言集等も収録。
目次
第23章 超均衡予算をめぐる苦心
第24章 朝鮮戦争から講和独立へ
第25章 “一兆円予算”に至るまで
第26章 三度に亘る行政整理
第27章 復興再建の跡を顧みて
第28章 わが国の進むべき道
第29章 私の皇室観
第30章 外交官生活の回想
第31章 思い出す人々
第32章 書簡と論文
第33章 施政方針演説(衆議院)
著者等紹介
吉田茂[ヨシダシゲル]
1878年、東京生まれ。東京帝国大学法科を卒業後、外務省に入省。天津・奉天総領事、田中内閣の外務次官、駐伊・駐英大使などを歴任し、1939年に退官。太平洋戦争末期に東条内閣打倒運動に参加し、憲兵隊に拘束される。戦後、東久迩稔仁・幣原喜重郎内閣の外相を務め、46年に自由党総裁となり第一次吉田内閣を組閣、日本国憲法制定、第二次農地改革にあたる。48~54年、第二~第五次内閣を組閣。その間、サンフランシスコ講和会議に出席し、対日講和条約・日米安保条約に調印する。67年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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