内容説明
茶道具商の四代目をゲストに迎えて、話はいよいよ佳境へと入っていく。名碗をめぐる骨董商たちの息づまるかけ引き、関東大震災、茶会で起こった「大事件」、北大路魯山人、昭和の粋人たち、茶道具、茶室、苔の話。美を愛し、遊び心を忘れなかった先人たちの姿が生き生きと語られる。明治、大正、昭和にわたる東京文化巷話の傑作。
目次
贋物物語
半月文琳事件
国際腕比べ
兜をぬぐ
セリの話
乾山の茶碗
入札の話
仙台様の入札
入札での勉強
益田紅艶さん〔ほか〕
著者等紹介
江守奈比古[エモリナヒコ]
1902(明治35)年、東京日本橋生まれ。1992(平成4)年没。慶応大学経済学部卒。通産大臣秘書、ニッポン放送常勤監査役、大磯ゴム工業監査役、コッス測定器社長、観世会館社長、富士エンドレスベルト社長、港商事社長などを務める。茶室の設計でも知られ、在ワシントン日本大使館やMOA美術館内の茶室をはじめ、数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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