内容説明
茶屋「万年」を気に入った絵師の客・宮川泰春が、後日満身創痍で店に現れた。請負い仕事の画料で揉めたという。折も折、お蓮が謎の武士に襲われ、すんでのところを弥三郎に助けられる。お蓮の誘拐をたくらんでいたらしいその武士は、なぜかお咎めなしで放免される。ひそかに身を隠したお蓮だったが、やがて深川じゅうが大騒動に!文庫書き下ろしシリーズ第四弾。
著者等紹介
高橋義夫[タカハシヨシオ]
昭和20(1945)年、千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列―広沢参議暗殺犯人捜査始末』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』『風吹峠』で直木賞候補に。平成4年「狼奉行」にて直木賞(第一〇六回)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドナルド@灯れ松明の火
24
2015年読み納め。けんか茶屋お蓮シリーズ4作目。もうこれで終わりなのか?今作は奉行所や旗本が絡んだ悪事をなんとか弥三郎と笠井達が暴いていく。お蓮はとばっちりで身を隠すことになる。流石直木賞作家の高橋さんの作品はすんなりと読め良いんだがシリーズが終わりとなると困るなぁ。2015/12/31
ううち
9
いつものけんか茶屋のパターンではなかったけど、お蓮さん以外の人達が活躍していてよかったです。出番は少ないけど新公がなかなかいい動きをしていました!お蓮さんとちょうさんの進展に期待!2014/08/06
星落秋風五丈原
5
今回はけんか茶屋としての活躍場面が全くなく、お蓮の店にやって来た絵師が持ち込んだ騒動にけんか茶屋が巻き込まれてしまった形。お蓮と弥三郎の間はあまり進展なし。2014/04/09
ウォーカージョン
2
展開がはやくてよかったが、時にあらすじめいた感じになってがっかり。このシリーズはこれで終わりなのか。2020/10/14
kikimimi86
0
☆3.52016/03/03
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