出版社内容情報
季節や生活に密着していた江戸の商い。棒振りから大店までを余すところなく紹介。当時流行った小咄や俳句を添えることで江戸の喧噪を今に伝える一冊。
内容説明
「玉や玉屋」とさぼん玉売り、石見銀山鼠取り。季節の雛売り、朝顔売り。鍋釜直す鋳掛屋など。棒振り商いから大店、大道芸に至るまで、江戸の町はあらゆる商売で賑わっていた。江戸っ子たちの売買は軽快な掛け合いで、時に人情が溢れでる。気の利いた川柳や流行の小咄が当時の活気を今に伝える、読めば江戸の日常が脳裏に蘇る楽しい一冊。
目次
第1章 季節の物売り
第2章 日々の物売り
第3章 修理・廃品回収業
第4章 江戸の名店
第5章 街角の芸人
第6章 縁日の見世物
著者等紹介
興津要[オキツカナメ]
1924年栃木県生まれ。49年早稲田大学文学部国文学科卒。51年まで大学院に在籍、教育学部助手。56年同専任講師、59年助教授、68年早稲田大学教育学部国語国文学科教授、94年定年退任、名誉教授。専門は近世後期の滑稽本と明治期の落語、戯作、ジャーナリズム。99年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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